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アメリカ軍の駐留が憲法違反かどうかなどが争点となった「砂川事件」の再審請求で東京地裁は3月8日、元被告ら4人の訴えを棄却しました。

被告の土屋源太郎さんは「この決定について、請求人としては納得できませんし、不当だと考えています」と話していました。

再審を求めていたのは1957年、東京にあったアメリカ軍立川基地拡張工事に反対するデモに参加した際、刑事特別法違反の疑いで逮捕起訴された土屋源太郎さんなど4人です。

当時、一審の東京地裁はアメリカ軍が日本に駐留すること自体が憲法違反だとして土屋さんたちを無罪としましたが、その後、最高裁などを経て逆転有罪判決が確定していました。

土屋さんたちは今回、当時の最高裁、長官がアメリカ大使に裁判の見通しを漏らしていたことを示す公文書を証拠として提出し裁判のやり直しを求めていましたが東京地裁は訴えを棄却しました。

土屋さんたちは決定を不服として即時抗告することにしています。