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前回の沖縄担当大臣が誰だったのか、1年以内のペースで大臣が変わる。それで沖縄の声が果たして政府に届くのか不安になります。

野田改造内閣で沖縄担当大臣に就任した樽床伸二新大臣が14日から沖縄入り就任あいさつに訪れています。

樽床大臣は「基本原則は県民のみなさんの気持ちを対するという姿勢で」と話しました。15日午前はまず仲井真知事と会談。会談で知事は2013年度予算総額の確保や那覇空港の2本目の滑走路建設の早期着手について要請、また基地の整理縮小、オスプレイ配備も県民が安全性に疑いを持っていると見直しを求めました。

これに対し樽床大臣は「沖縄県民の立場を理解しながら側面からサポートしたい」と述べるにとどまり、オスプレイや基地問題については言及しませんでした。会談を終えて知事は「担当大臣として基地問題もしっかり取り組んでほしいと申し上げたしだいです」と話しました。

そして県議会議長との会談。ここでも基地の縮小やオスプレイ配備見直しの要請書が手渡されます。

これに対し大臣は・・「一番大事なことは沖縄の振興をどうやってやるかということにずっと政府は取り組んできたけわでありますから」と話していました。

基地問題と沖縄振興策は別であるとはっきり述べた樽床大臣でしたが、翁長那覇市長からも厳しい歓迎の挨拶が待っていました。

翁長市長は「沖縄が日本に甘えているのか日本が沖縄に甘えているのか」「大臣には沖縄に寄り添う形でこの問題に取り組んでもらいたい」

そして、午後は宜野湾市役所の屋上から普天間基地を視察、するとその上空をオスプレイが飛行「住宅の上を飛ばざるをえないですね」と感想を漏らしていました。