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13日北朝鮮のミサイル発射を受け、県庁でも、職員らが、錯綜する情報の確認に追われ、緊迫した空気となりました。

午前8時ごろ、藤村官房長官は「飛翔体はおよそ1分間以上飛翔し洋上に落下した模様です。詳細など事実関係については今分析中ですが」と会見しました。

13日午前8時過ぎ、県防災危機管理課に設置されている国や県などを結び、緊急情報を伝えるエムネットが作動。

「北朝鮮がミサイルを発射したとの一部報道があるが、確認されていない」との一報を伝え、課内は、一気に緊迫した空気に包まれました。

エムネットは、30分あまりの間に3回作動し、職員や自衛隊員らが情報の確認に追われました。エムネットに届いた最新情報によりますと、午前7時40分ごろ、北朝鮮がミサイルを発射したと見られますが、日本国内への飛来は、確認されていないということです。

一方、ミサイルの発射を知らせるとされていたJアラートは、今回作動しませんでした。

一報が入ったあとも発射が確認されるまで県庁内では情報確認に追われていました。県によりますと、これまでのところ、県内での被害は確認されておらず、情報がまとまり次第、対策本部会議を開くということです。

一方、PAC3が配備されている宮古島市では早期警戒を知らせる信号拳銃を発射していたことが分かりました。KBC諫山建太郎記者は「現在7時45分前です。自衛隊基地から照明弾のようなものが発射されました」とリポートしました。

13日午前7時44分ごろ、宮古島分屯基地で砲弾の音とともに赤い煙と閃光が走るのをANNの取材班が確認しました。

航空自衛隊那覇基地渉外室によりますと「宮古島分屯基地に対し早期警戒情報が入ったため分屯基地では隊員に警戒体制を一斉に取らせるために、屋上から信号拳銃2発を発射した」ということです。

この発射の情報に宮古島では15日のトライアスロン大会に参加する選手が安堵する声が聞かれました。トライアスロン大会に参加する選手は「みんな安心してできるからいいんじゃないですかね不安も無くなって普段通りとアナウンスもあると思うみんな楽しくあとは絶好のコンディションがあれば」そして別の選手は「競技に集中できるので気も楽で完走に向けて頑張りたいと思います」と話しました。

また、嘉手納基地では午前9時ごろ放射能感知機能を搭載したRC135Uコンバットセントが飛び立つ様子が確認されました。