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選挙担当の岸本記者です。岸本さん、沖縄だけが全国で唯一民主党の候補者が立たない選挙区になってしまったようですね。

岸本記者「民主党は辺野古に基地を造るということで日米合意した訳ですから、その決断について、この沖縄で公認候補を立てて、審判を仰ぐというのが、本来あるべき形だったと思います」

岸本記者「結局、有権者は野党の候補者の中から誰かを選ぶしかない訳で、しかも、幸福実現党の金城さんを除いては、普天間の県内移設に反対ですから、非常に違いが見えにくいということも言えると思います」

なぜ、民主党は候補者を立てられなかったんでしょうか?

岸本記者「それはズバリ、もう11月の知事選に目がいっているからなんです。民主党本部とは違って普天間の県外移設を主張している民主党県連としては、11月の知事選で社民や社大と手を組んで、基地移設反対の同じ候補を応援したい。そして勝たせたいという狙いがある。そして新しい知事とともに、党本部に対して基地政策の方針転換を迫りたいという考えがあるんです。実際、社民・社大が推薦する山城さんのきょうの出発式にも民主党に属するの県議の姿がありました」

もう参院選ではなく、次の知事選挙を見ているということになると我々有権者は今回の参院選、どのような点をみつめて投票に臨めばいいんでしょう?

岸本記者「忘れてはいけないのは、今回が政権交代後の初の国政選挙でこの選挙が『沖縄の最新の民意』ということになる訳です。各政党は、知事選に向けた調整を進める前に、今回の選挙で堂々と勝負してほしいですし、各候補は有権者に、本音で訴えなければいけません。また、民主党県連は他の党に頼るのではなく、自分達の力で存在意義を示してほしいと思います」