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普天間基地の移設先として勝連半島の沖合が取りざたされていることに対し、うるま市議会は19日、移設に反対する意見書を可決しました。

普天間基地の移設先について政府関係者の一人は、有力な候補地として勝連半島の沖合を埋め立てる案が政府内で挙がっていると話しています。

こうした状況を受けて、うるま市議会は19日の最終本会議で、移設に反対する意見書案を審議しました。

しかし、採択を前に3人の議員が議場から退席し、意見書は残りの議員30人の賛成によって可決されました。退席したのは埋立て候補地に近い平安座島・津堅島、宮城島出身の議員です。

平安座島出身の川上秀友議員は取材に対し「まだ政府として(移設先が)決まっていない。ただ予想して決議するのはいかがなものかと思う」と述べました。また、宮城島出身の大屋政善議員は「今、政府は勝連沖と決定していない。まだ個人としての判断に迷うということです」と述べました。

うるま市では島袋市長も勝連半島沖への移設に反対する姿勢を明確に表明していて、25日には市民集会も開かれる予定です。