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沖国大のヘリ墜落事故から8月13日で4年、12日に大学では事故を風化させない取り組みを継続すると発表しました。

富川学長は「いかなる国際政治論・安全保障論で飛行を正当化しても、大学の静寂・安寧を脅かし、生命すらも脅かす飛行は大学にとって認められない、これに尽きると思う」と話しました。

墜落から4年を迎え、会見に臨んだ富川学長は「4年が経過したが軍用機が飛びかう現状は何も変わらない」と普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止を今後も日米両政府や関係者に訴えていくと述べました。

大学では壁を題材にしたモニュメントの設置や、屋上に抗議のペイントを実施していて、事故を風化させないよう、学生に対してはさらに基地問題と平和を考える講義を行っていくと話しています。

一方、那覇市では現場近くの住民や沖国大の卒業生などが写真展を開きました。展示されている写真の多くは携帯電話の写メールで撮影されたもので、混乱する現場や黒く焼け焦げた機体の姿が生々しくおさめられています。

集まった写真は1000点をこえていて、実行委員会では「写真の数だけ目撃者がいる。事故を風化させてはならない」と話していました。この写真展は那覇市民ギャラリーで8月17日までです。