※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

集団自決の軍命を削除した文科省の教科書検定意見の撤回を求める県民大会が宜野湾市で開かれ11万人の参加者が怒りの声を上げました。宜野湾市の海浜公園には一般の参加者や各市町村長、国会議員など、党派を超えた人たちが会場を埋め尽くしました。

大会は沖縄戦の激戦地、糸満市からリレーで受け継いだ「平和の火」をともしスタート。仲井真知事は「集団自決の日本軍の関与は体験者の証言からも覆い隠すことの出来ない事実だ」と述べ、検定意見の撤回を求めました。

また集団自決の体験者吉川嘉勝さんは、「(日本軍の)赤松隊長の命令によって北山に人々が集められなければ一夜にして200人もの人が死んでいくはずがありません」と訴えました。続いて高校生を代表して読谷高校の津嘉山拡大さんと照屋奈津美さんが「あの醜い戦争を美化しないで下さい。

たとえ醜くても真実を知りたい学びたいそして伝えたい」と決意を述べました。そして文科省に検定意見の撤回を求め、軍関与の記述を速やかに回復させるという大会決議を採択し、11万人の怒りの声が会場を埋め尽くしました。