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6月定例県議会はきょう最終本会議が開かれ、外郭団体の指定管理者を選定する条例改正案や、ガソリン税の軽減措置の延長を求める意見書など全ての案件を可決して閉会しました。

このうち、障がい者が自立するための職業訓練や就労相談を担ってきた県身体障害者更生相談所を民間に移管する条例改正案を巡っては、共産党が福祉行政の後退につながるとして反対しましたが、採決の結果、賛成多数で可決されました。

また、入院中の重度心身障がい者に対する食費半額補助の継続を求める陳情については、与党の反対多数で否決される見通しでしたが、公明が賛成に回ったため可決され、傍聴した障がい者団体から歓声が上がりました。

一方、復帰特別措置法に基づくガソリン税や酒税の軽減措置の期限切れが迫っていることから、これら措置の延長を求める意見書は全会一致で可決され、閉会しました。

ここからは担当の金城記者と6月議会を振り返ります。

この議会のポイント2つあるんですが、金城さん、まずひとつはやはり稲嶺知事の勇退表明ですね。

金城記者「三選出馬はしないとの表明です。まずは知事の勇退表明をお聞き下さい」

稲嶺知事「県民に対して掲げた公約のすべてについて実現ないし着手することができ、21世紀の沖縄が力強くスタートできるレールを敷くことが出来ました」「熟慮を重ねた結果、11月の知事選挙には出馬しないことを決めました」

金城記者「知事の勇退は既定の事実でした。公約のすべてを実現したと言うことからも、腹は決まっていました。表明後の知事はさばさばした表情です。しかし後継者については口を堅く閉ざし、自身の公約をつがせる考えはないとも言っています。それではこの8年間は何だったのかということにもなりますし、基地問題に関する知事の主体性が問われることになります」

そして次のポイントというのがこちら、空転劇です。

金城記者「まず開会初日、議長人事での空転です。自民党県連の役員人事を議長人事に絡ませたことに、野党が議会の私物化だと反発しました」

金城記者「次に一般質問で、野党議員が知事は政府からも与党からも見放されたと発言したことが不適切だとして、与党が削除を求める動議を提出。これに野党は議長不信任案の動議で応酬し、議会が2日間にわたって空転した原因となっています」

また、議員12人が一般質問できなかったということもありました。

池間淳・自民党県連総務会長「12人分、これが取り上げられてしまったような感じが致しまして、非常に残念に思うところがあります。ぜひこのようなことがないように与野党、真摯になって、県民のために頑張らないといけない」

新川秀清・護憲ネット議員団長「議員の発言に対する動議が提出されるということ。極めて非民主的な、数によって議会を動かしていこうということに対して、私たちは野党の立場として、これは認めるわけにいかないと」

6月議会は日米再編協議を受けた重要な議会だったわけで、県民の関心もそこにありました。

しかし肝心の基地問題はそっちのけで、しかも一般質問を予定していた与野党の議員12人が質問できないという異常事態になったんです。

野党議員が5人質問出来なかったことから、与党7人も質問を取り下げて一応の収拾を図ったという形ですが、どうも腑に落ちない感じがします。

議会はきょうで閉会。与野党とも知事選に動き出していますが、9月議会は議会としての機能を果たしてほしいと思います。

金城記者とともに6月定例県議会を振り返りました。