交通渋滞という社会課題の解決に向けて、ドライバーどうしが譲り合って路線バスが時間通りに運行できるようにすることを目指した「協力型バスレーン」の実証実験が、始まりました。
沖縄県が実施している実証実験は、慢性的な交通渋滞を緩和して路線バスの定時運行を目指しているものです。
平日の午前6時から午後10時まで、国道58号などの一部区間で一番左側の第1車線を「ゆずり愛バスレーン」と名付けて一般車両が後ろから近づいてきたバスに道を譲ることを促します。罰則のない県内初の実験となっていますが、朝の通勤、通学時間帯と夕方の帰宅時間帯に設定されていて、法的な拘束力があるバスレーン規制も従来通り継続されます。
那覇市ではわった~バス党の2人をはじめ、バス事業所などが「路線バス優先にご協力を」と書かれた旗を持って道行くドライバーに手を振りながら活動をPRしました。
県交通戦略推進課 兼島篤貴課長「渋滞でバスが遅れるなどといったことが多いので、ぜひ譲り合いの心で沖縄の交通環境を良くしていただければと思う」
実証実験は2027年3月末までの5カ月間です。
朝、夕のラッシュ時間帯だけでなく、日中でもバスの到着時間に遅れが生じていることから、バスの定時性や、速達性を確保したスムーズな運行につなげたいという狙いがあるということです。
路線バスの利用は渋滞解消に効果的で、バス1台で車30台分が動くことに匹敵するんです。「ゆずり愛バスレーン」の具体的な区間は「那覇市久茂地から宜野湾市伊佐を通って北谷町桑江までの国道58号」と「宜野湾市伊佐から沖縄市胡屋までの県道81号線と国道330号」となっています。
バスの利便性向上のためには、一人ひとりの自発的な協力が必要です。ドライバーが後ろのバスに道をゆずる時には、周囲の安全を十分に確認してから右の車線に移るようにしてください!
