首里城復興祭最終日となった11月3日、王国時代の行列を再現した「古式行列」が首里のまちを彩りました。
口上「御主加那志前(うすがなしーめー)う出発(すっぱつ)ぬ御時刻(うじくく)なとーいびーん(国王様出発のお時刻でございます)」
厳かに行われたのは、那覇の秋の風物詩「古式行列」です。これは首里振興会が主催したもので、琉球の時代に国王が国の安寧と豊作を祈り、城下にある3つの寺を参詣した行事を再現しています。
山本真帆記者は「赤の印象が強い国王・王妃ですが、今年はその装いを新たにしています」とリポート。
二人が身にまとうのは2019年の首里城火災で焼失し復元された琉球衣装です。国王は、龍の文様が織り込まれた深い赤茶色の衣装を。王妃は、えんじ色の紅型に、首里織で仕立てられた黄色の打掛を羽織っています。
今年は、一般公募で選ばれたともに那覇市出身の宮城律希さんと玉城実夏さんがそれぞれの役を務めていて、宮廷音楽・路次楽の調べに合わせゆっくり堂々と進む一行を詰めかけた大勢の観客が見つめていました。
首里から訪れた人は「お姫様側にいたがとてもきれいで身を乗り出して見る感じもお祭り感があって楽しかった」
那覇から訪れた人は「かっこよかった」と話しました。その後、行列は城下町(龍潭通り)へ。
沿道にはこんな人も。
国王の学生時代の友人は「中高の同級生なんです国王が」「友人が国王になったのは僕の周りもうれしいと思うので、ぜひ最後の勇姿を見たくてきょう来ました」と話していました。
異国情緒あふれる光景を訪れた人たちも楽しんでいました。
首里から訪れた人は「もうずっと首里に住んでいるので、40何年、毎年来ているんですけど、毎年感動です」
首里から訪れた子どもは「きれいだった」「遠い方からぴかぴかしてた」と話していました。
沖縄市から訪れた人は「想像したよりも奥ゆかしくて」「昔こうだったというのは知らないけど、思い出されるような雰囲気でとてもよかった」「最近社会に興味がある」「これを見て首里に興味を持って、これから勉強とか頑張ろうと思いました」と話していました。
首里城の復興を願い3日間にわたり那覇の街を彩った復興祭。復元工事を終えた正殿は11月23日、いよいよ一般公開を迎えます。
