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琉球列島に多く存在する遺跡「グスク」について考える講座が、5月9日那覇市で開かれました。
この講座は、県立博物館・美術館の学芸員が、定期的に研究・調査の報告や収蔵品などを紹介するものです。
今回は、沖縄本島から奄美諸島の地域でおよそ300カ所あるとされる「グスク」の現段階の位置づけについて、考古担当の山本正明学芸員が説明しました。
そのなかで、権力者の象徴である居城説や神を祀る拝所説、そして、土器や穀物など生活痕跡が出土したことから集落説と、過去に学識者による「グスク論争」が議論を構築する基礎になったと解説しました。
また山本さんは「都合のいい事例だけを集めると、議論がかみ合わないケースもあり、今後、発掘調査や文献史からのアプローチも重要で、それらの成果をどのように落とし込んで議論につなげていくか課題である」と説明しました。
参加者は、山本さんの説明を熱心に聞きメモなどを取っていました。
