沖縄のスポーツ選手や指導者の活動や思いを紹介する『アスリートフォーカス』今回は特別編です。県内は、いまキャンプシーズン。さまざまなスポーツでトップアスリートたちが汗を流しています。
そんな中、こちらのお二人を取材しました。川崎フロンターレコーチ、中村憲剛(なかむらけんご)さんと、沖縄SV(エス・ファウ)、我那覇和樹選手です。
実は同い年の2人、日本代表として、そして川崎フロンターレでも、同じチームでプレーしてきました。
今回、対談は実現しませんでしたが、それぞれの言葉から見えてきた思いがあります。VTRご覧ください。
沖縄では今年も、さまざまなスポーツのキャンプが行われ、多くのトップアスリートが集まります。その中に、かつて同じチームでプレーし、日本代表としても戦った2人のサッカー選手がいます。
川崎フロンターレでコーチを務める中村憲剛さん、現役引退後は指導者としてチームを支えています。
中村憲剛さん「長谷部監督2年目になって、みんながいいテンションで、いい強度でやれていると思います」
中村憲剛さん「本当にサッカーに集中できる環境を沖縄の皆さんが作ってくださっているので、みんな伸び伸びやれている」
一方、沖縄SVでプレーを続ける我那覇和樹選手、今シーズンで3年目を迎え、チームを支える存在としてプレーしています。
我那覇和樹選手「自分の経験を、なるべく伝えたり、プレーで示したりっていうのは、心がけてやっています」
2人は、かつて川崎フロンターレで共にプレーし、日本代表としても同じピッチに立ってきました。
中村憲剛さん「プレーのスタイルも分かっているし、性格も分かっているし、どのタイミングでボールが欲しいかも分かるから、ガナも俺が入ればボールが来るっていうのは分かってくれていたと思う。もう阿吽でしたね」
我那覇和樹選手「彼のプレーというのは、一緒にやっていて本当に魅了されて素晴らしいプレーでしたので、一緒にプレーさせてもらえて、今でも自分の財産です」
中村憲剛さん「本当に、ただただすごいなと思います、尊敬ですね。僕は40で引退しましたけど、そこから先の5年は、本当にしんどくなってくる。それでも、ガナらしくやっている姿を見ると、さすがだなって思います」
そして、現役時代に共に戦った経験は、今も中村さんの指導に生きています。
中村憲剛さん「フォワードの選手たちを指導、アドバイスを送るときの自分の中の引き出しの一つとして、我那覇和樹のポストプレーだったり、裏抜けだったり、あと斜め45度「ガナめ45度」って当時から言ってたと思う、45度から必ず決めるんですよ。ガナのプレーはアドバイスの参考にさせてもらってます」
我那覇和樹選手「45度の角度からは自分の中で武器にしていたので、(憲剛に覚えてもらっているのは)光栄ですね」
同じ時期に、沖縄にいながら2人は顔を合わせていません。
中村憲剛さん「取ってないです、取ろうと思います、あとでLINEします。あと、照れ臭いってのが正直あります。お互いいい歳だから」
我那覇和樹選手「今のところ(連絡)ないですね。分かってたら、会いに行きたかったです」
中村憲剛さん「やっぱりニュースだったりとかも見ることもありますし、その時のプレーと変わんないんですよ。まあ、当然なんですけどね。ガナだなっていつも思って見てます。もちろんそのスピードだったりとか、パワーっていうのは、全盛期の時よりは落ちたかもしれないですけど、(見た目の)歳とってない若い時に老けてたのか?どっちなんだろうっていつも思う。そのまんまって感じです」
今回、直接、言葉を交わすことはできていませんそれでも、中村憲剛さんの思いは、我那覇和樹選手に向けられています
中村憲剛さん「本当にガナの頑張りは僕自身もすごく刺激になってガナらしくやっていることは、すごく自分も知っているので、いつまでやれるかそれはガナのみぞ知ると思うけど、ガナらしく、しっかりとプレーをして、沖縄の皆さんの勇気に、元気になり続けて欲しいな。応援してます!頑張ってください」
我那覇和樹選手「ありがとうございます。いや、確かに照れくさいですね。まあ、彼も言っていたように、一日でも長く現役を続けたいと思いますし、チームの力になれるように頑張っていきたいと思いますし、また憲剛の目や耳に届くように活躍していきたいなと思っています」
立場は変わりましたが、2人は、それぞれの場所でピッチに向き合っています。沖縄で迎える、新たなシーズン、それぞれの戦いが始まります。
立場は変わっても、お互いを気にかけている関係性が伝わってきましたね。
サッカー界はいよいよ開幕を迎えます。我那覇選手がプレーする沖縄SV(エス・ファウ)もJリーグ昇格を目標に戦いに挑みます。
新たなシーズン、2人の歩みに注目です。
