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楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。よろしくお願いします。

長田勇さん「よろしくお願いします。今回は色々な水中生物の名前の由来についてお話ししたいと思います」

今回も面白そうです。さっそくVTRをご覧ください。

長田勇さん「まずはこちら、魚の名前ってほとんどの場合、見た目で決められているんですよね。真由佳さんなら、この魚になんて名前をつけますか?ヒントは全身の縁取りが赤で括られています」

楽園の海 水中生物の「なまえ」の由来

赤で括られている、うーん「あかくくり?」

長田勇さん「正解!サービスヒントでしたね、これはまだ若い個体なんですが、成魚になるとこの縁取りがなくなってしまうんです。名前をつけた人は、幼魚か若い魚を見て判断したんでしょうね」

本当に見た目そのままのネーミングなんですね。

長田勇さん「そうなんです、続いても見た目で名前が決まったウミウシ、イガグリウミウシ。棘のついた状態の栗をイガグリと呼びますよね、このウミウシは先端がピンク色の棘のようなものがたくさん付いています、そこから名前がついたようです。見た目も色も可愛らしい棘ですし、個人的にはもっと可愛らしい名前をつけてあげても良かったのでは?と思います」

楽園の海 水中生物の「なまえ」の由来

確かにパステルカラーの色味ですし、イガグリにしては可愛すぎますよね。

長田勇さん「そうですよね」

お、これは魚ですか?

長田勇さん「はい、ペアで泳いでいるのはカミソリウオ。黒くて細い方がオス。体がカミソリの形に似ている、という事で名前がつきました!ですが、カミソリに見えないですかね?」「こちらは別のペア、オスメス共に黒ですが、この角度だと、なんとなくカミソリに見えますかね。サイズの大きなメスはカミソリの形ではないので、オスを見て名前を決めたようです」

楽園の海 水中生物の「なまえ」の由来

薄くて細長い形が、カミソリと名付けられた理由ということですね。

長田勇さん「そうなんです」

お、この魚は知っています「オジサン」でしたよね。

長田勇さん「はい、このコーナーでもたびたび登場しますよね、ヒメジの仲間『オジサン』名前を聞いただけで、なぜか親近感が湧いてきます。顎にヒゲのようなものがついているから、この名前なんですよね」「このヒゲ、正式には触鬚(しょくしゅ)と呼びます。砂の中に突っ込んで餌を探します。味を感じることの出来る味蕾(みらい)という細胞がたくさんあり、触るだけで食べられるのかどうか判断できる優れもの」

楽園の海 水中生物の「なまえ」の由来

お、こちらのオジサン真っ赤ですよ、怒っているんですか?

長田勇さん「いえいえ、どちらかと言うと喜んでいます。ベラに寄生虫を取ってもらうときには、この色になるんですよ」「若いメスもいるはずなんですが、まさか自分の名前が『オジサン』だなんて知ったらビックリでしょうね?」

メスでも「オジサン」なんですよね。ちょっと複雑かもしれないですね。

長田勇さん「はい、私も申し訳ない気持ちでいっぱいです。さてここからは、ここ最近名前が決まった魚を2種類紹介します」

え、何でしょうか? 糸のようなものが揺れていますね

楽園の海 水中生物の「なまえ」の由来

長田勇さん「はい、ダイバーの間では、長い間『ピグミーシードラゴン』と呼ばれていたんですが、2022年に正式和名が『ハリヨウジ』に決まりました。名前の由来は、ヨウジウオの仲間で針の様に細いから、皆さんが想像しているよりかなり小さいと思います」

確かに比較してみると指先よりさらに小さいんですね、普通の人だと見分けがつかないと思います。

長田勇さん「はい、でもここ最近は大体の生息域がわかってきているので、以前と比べると見つけやすくなっています」

そうなんですね。

長田勇さん「餌を狙っているシーンに遭遇、近くを徘徊する微生物を目で追っています。この微生物に関しては、私の肉眼では全く見えていませんでした。カムフラージュは完璧ですから餌の捕獲は容易にできるのかもしれませんね。そして最後に紹介するのは2000年頃に発見されてから、ダイバーの間では『ピグミーシーホース』と呼ばれていた魚です」

楽園の海 水中生物の「なまえ」の由来

これも魚なんですね、カラフルでとってもきれいですね。

長田勇さん「そうですね、タツノオトシゴの仲間です。ようやく去年の8月に正式和名がつきました、その名前が「コダマタツ」名前の由来は、扇状のサンゴの隙間に生息する様子が、樹木に宿る精霊・木霊を彷彿させるからと言われています」

ステキな名前ですし、カムフラージュもとっても上手ですね。

長田勇さん「そうですね、住処としているのは、うちわの形に枝が広がる八方サンゴの仲間。水中ライトを当てているので、コダマタツの濃いピンク色が目立ちますが、ライトなしだとサンゴの枝との見分けがつかないくらい似ています。何よりも質感が八方サンゴとそっくりですよね。新しい名前がついたばかりで、まだ馴染みはありませんが、おいおい馴れて行くと思います」

見た目や雰囲気でのネーミング、面白いですね。

長田勇さん「そうなんですよね、今後も新しい名前がついた魚を見つけたら、紹介したいと思います」

楽しみにしています。今回もステキな映像をありがとうございました以上「楽園の海」でした。