著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

続いては、陸上の話題です。きのう(17日)、沖縄県総合運動公園で「全日本中学校陸上競技選手権大会」が始まりました。

この大会に出場する選手で、先月行われた県総体で大会新記録で優勝し、全国でも活躍が期待される中学生を取材しました。

陸上クラブ・なんじぃAC所属で、南城市立玉城(たまぐすく)中学校3年の 港川孟昴(みなとがわ・たける)さん。先月、行われた県の総合体育大会の中学3年男子1500メートルで「4分10秒29」の大会新記録で優勝。さらに、800メートルも優勝し、2冠を達成しました。

陸上競技 男子1500m全中出場 港川選手
港川孟昴選手「濱崎コーチと県1位になると約束をしていた。それが3年生の夏季陸上で一番大きい大会で(目標を)クリア出来たのはうれしくて」

大会後、持久力の強化のため軽井沢で合宿を実施。港川さんは、手ごたえを感じて九州大会に臨みました。800メートルは予選を通過し、5位入賞を果たすものの、得意の1500メートルでは16人中、15位と悔しい結果に終わりました。

港川孟昴選手「自分なりの走りが出来ていなかった他県の選手を見て自分自身で大きいとか強そうとかでメンタルもやられていた」

反省の言葉を話しながらも気持ちを切り替えていた港川さん。大会まで1週間を切ったこの日。濱崎コーチと最後の調整です。

トレーニングは、8000メートルを1キロ4分で走る「ペース走」で400メートルトラックを20周走り、持久力アップやレースでのペース感覚を身体で覚えさせます。

陸上競技 男子1500m全中出場 港川選手

そして、300メートルダッシュを5本、1500メートルに必要なスピードの強化を行います。港川さんは、これほどまで努力をするには叶えたい目標がありました。

港川孟昴選手「周凱文(シュウ・ケビン)先輩を超えたいと思っていました」

周選手は、なんじぃACの1つ上の先輩で、現在の中学男子1500メートルの県記録保持者です。

港川孟昴選手「一番の目標は4分6秒出して県記録を出すこと」「他県の選手に負けないようにケビン(先輩)を超えられるように自分の持っている力を精一杯出し切って沖縄の県記録を出して決勝にも行けるようなタイムでいきたいです」

港川さんが出場する3年男子1500メートル予選は、あす午後6時15分から行われる予定です。港川くんには、県記録を塗り替えてほしいですね。期待しています!