連日、熱戦が続く「夏の全国高校野球」。県代表の沖縄尚学は、あす2回戦に登場します。きょうは、現地で取材を続ける戸田一希アナと中継を結んでお伝えします。戸田さん!
戸田一希アナ「大阪・ABCからお伝えします。夏の甲子園開幕から1週間経ちました。先週、近畿地方は雨の日が多く試合日程が1日ずつ延期になりましたが、ここまで延長にもつれ込んだ試合が5試合、2点差以内の接戦が10試合と例年以上に熱戦が展開されています」「そして、いよいよ明日、沖縄尚学が2回戦を迎えます。相手は、徳島県代表の鳴門高校。2回戦に向け調整を進める両チームを取材しました」
初戦、終盤まで1点を争う、緊迫した試合を制した沖縄尚学。 中7日を空け挑む2回戦に向け調整を進めています。

沖縄尚学 眞喜志拓斗 主将「苦しい展開だったが初戦の接戦を制したことで粘り強さなどを2回戦に活かせると思う。1回戦ではできなかったつながりのある攻撃を2回戦ではしっかり発揮できれば」
秋田・金足農業の投手陣からヒット3本しか打てなかった沖尚打線。2回戦のポイントは、チームの持ち味である「繋がりのある攻撃」です。
沖縄尚学 宮城泰成 選手「チームの繋がりを意識して調整している。1回戦は自分たちの展開が作れなかった。出塁することが一番打者の役目だと思うので初球から攻めたバッティング。2回戦は自分たちの展開を作っていい流れで1戦1戦勝ち切りたい」
沖縄尚学 新垣瑞稀 選手「1回戦から期間が空いている中で、次に向けてチームが一つとなってまとまっている。1回戦苦戦した分、2回戦でしっかり結果を残してチームの勝利に繋がるようなプレーをしたい」
沖尚の投手陣は、1回戦・115球、14個の三振で奪ったエース・末吉良丞が、調整をしていました。そして、もう一人、ことしの選抜で甲子園のマウンドを経験した新垣有絃(あらかき・ゆいと)、ファーストを守る、兄・瑞稀(みずき)と兄弟でこの夏に臨んでいます。

沖縄尚学 新垣有絃 選手「状態も上がってきているので任された時はいつでも(マウンドに)行ける自信がある。試合で投げているときに(兄が)一番声をかけてくれ、それが支えになっている。兄が最後の夏なので一緒に一番長い夏にしたい」
沖縄尚学 新垣瑞稀 選手「(弟が)投げている時にいつも以上に緊張する。(兄として)打たれないかなと心配がある。兄弟で甲子園に出られるというのは数少ないことなのでうれしい。どっちも活躍してチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」
一方、徳島代表・鳴門。左ピッチャーの速球に目を慣らし、「末吉攻略」にむけて準備を進めています。投打の要である、エース橋本は徳島大会で21イニングを投げ四死球は1つと制球力と緩急をつけた投球を武器とするピッチャー。
打者としても、1回戦で、ツーランホームランを放ち攻守で活躍を見せました。

鳴門 橋本朋來 選手「(沖縄尚学は)良いバッターがたくさんいるのでコースをつきたい。全力投球したい」
打線の中心は4番の2年生稲山壮真。徳島大会では打率.455 出塁率は6割を越え1回戦では4打数4安打。勝ち越しのタイムリーも放っています。
鳴門 稲山壮真 選手「1番から9番までが全員くらいついて行ける橋本を中心に守備からリズムを作っていけるチーム。(沖縄尚学は)1番から9番まで全員が打てて特に1番から5番は長打もあって怖い打線なので気をつけたい。(末吉とは)同級生なので戦ってみたいというのがすごくあった。強気になってどんどん攻め込んでいくバッティングをできたらと思う」
甲子園通算30勝まで、あと2勝となった沖縄尚学。2回戦を前にキャプテンが意気込みを語りました。
沖縄尚学 眞喜志拓斗 主将「目の前の1戦1戦が大事。しっかり勝利に繋げて県民の皆さんを喜ばせられるようなプレーで戦いたい」
戸田一希アナ「比嘉公也監督は、2回戦のポイントについて『平常心を保って、どれだけ打てるか』と話していました。沖縄尚学の2回戦は、あすの第2試合10:30プレーボール予定です。以上、大阪からお伝えしました。
QABでは、あす、沖縄尚学の試合の様子を詳しくお伝えします。
