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冬至の22日、宮古島市の狩俣集落で伝統行事「ショウガツカマ」が行われ、集落の人たちが特製の豚料理を囲み長寿と健康を祝いました。

「小正月」を意味するショウガツカマは、狩俣集落で古くから続く伝統行事です。

集落の7つの班では、男性たちが伝統料理「ツーキィワー」の調理に精を出していました。

ツーキィワーは、豚肉と豚の血、ニンニクの葉などを煮込んだスタミナ料理で1年で最も昼が短い冬至の日に食べて栄養をつけ、寒い冬を元気に乗り切ろうという知恵が込められています。

22日は、狩俣小学校の児童らも訪れ地域の人たちから料理の作り方や行事の歴史について教わるなど、地域の文化を五感で学んでいました。

調理をしている男性は「おばあがここから離れるなって。見てください。最高の出来です」と話していました。

狩俣では、この日は「喧嘩をしてはいけない」とも伝えられ、地域の人たちがお互いを思いやりながら過ごす大切な日とされていてあたたかな交流が笑顔を広げていました。