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琉球王府時代からの技法「首里の織物」で県内3人目女性では初めての人間国宝となった宮平初子さんが老衰のため、7日亡くなりました。99歳でした。

宮平さんは1922年那覇市の首里で生まれ、戦前の県立女子工芸学校で学び卒業後は染織家、柳悦孝さんの下で織物の研さんを積みました。

琉球王府時代からの伝統的な7種類の染織技法を持つ「首里の織物」で戦前の技術を習得し、その卓越した織りの技術と表現で1998年に県内で3人目、女性では初となる人間国宝に認定されました。

技術の研究や後継者の育成に尽力した宮平さんは7日、八重瀬町内の病院で老衰のため99歳で亡くなりました。告別式は12日午後2時から豊見城市のセレモニーホールとみしろで執り行われます。

人間国宝 宮平初子さん死去