普天間基地から有害な有機フッ素化合物「PFOS」を含む泡消火剤が市街地に流れ出した事故を受け、県は浦添市内で汚染状況を調べました。

町龍太郎記者「泡消火剤の流出から4日、普天間基地から離れた漁港でも汚染状況などの確認が行われています」

県は泡消火剤の流失事故が起きてから初めて浦添市内を調査しました。普天間基地では先週金曜日、有害な有機フッ素化合物「PFOS」を含む泡消火剤が基地の外に流失する事故が起きていて、汚染は宜野湾市の河川から浦添市の川や海まで広がっています。

14日の調査では消火剤の泡が流れ着いた牧港漁港内4カ所と近くの河口、あわせて5カ所で海水が採取されました。

県は今後、海水に含まれている「PFOS」の濃度を調べることにしています。

上野自治会の金城武信会長は「PFOSによって人体にどのような被害が起こるかっていうのが、一番心配」と話し、マチナトタウン自治会・与儀秀樹会長は「(県に)できるだけ早めに軍との交渉とか市民に安心できるような行動、活動をやっていただきたい」と話していました。

分析結果がわかるのは5月上旬ごろになる見込みです。

謝花副知事は「このような事故は、日常的に米軍基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民にとって、大きな不安を与えるものであり決してあってはならならず、大変遺憾であります」と話していました。

また、県は泡消火剤の流出事故について、外務省沖縄事務所の川村裕特命大使と沖縄防衛局の田中利則局長を県庁に呼び出して抗議しました。

川村大使は流出した泡消火剤の回収、事実関係を速やかに知らせることなどをアメリカ軍に申し入れたことを報告。そのうえでアメリカ軍側が調査チームを立ち上げたことも伝えました。これに対し、謝花副知事は基地の外は知らないという考えは到底容認できず、基地の外に出したものはアメリカ軍が責任を持って回収すべきだと訴えました。

PFOS含む泡消火剤の汚染状況を確認