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伊波洋一前宜野湾市長が、アメリカ国務省のケビン・メア前日本部長の著作で名誉を傷つけられたとして、26日、那覇地検にメア氏を刑事告訴しました。

26日午前、伊波氏は弁護士とともに那覇地方検察庁を訪れ、告訴状を提出しました。伊波氏は告訴状の中で、2011年8月に出版されたメア氏の著作、「決断できない日本」で、事実と異なる記述により、名誉が傷つけられたとして、刑法の名誉棄損罪として立件するよう求めています。

問題となっているのは、「日本政府が普天間第2小学校を移転させようとしたが、一番反対していたのは伊波氏だった。彼は小学校の危険性を政治的に利用していた」などの記述で、伊波氏は全くの虚偽であり、個人的社会的に名誉を傷つけられたと話しています。

伊波氏は会見で「これらの記述は、私への侮辱と名誉棄損だけではなくて、普天間飛行場問題の解決に真摯に取り組んでいる宜野湾市や宜野湾市民、沖縄県や沖縄県民への侮辱と名誉棄損にもあたると考えております」と話しました。

伊波氏は、今後、民事訴訟を起こして、謝罪や損害賠償を請求することも検討しているということです。