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30日にアメリカ軍機が嘉手納弾薬庫の上空でフレアと呼ばれる訓練用の照明弾を誤って発射した問題で、嘉手納町議会は1日に抗議決議を全会一致で可決しました。

田仲康栄議員は「一歩間違えば、住民地域を巻き込んだ重大事件を引き起こす危険性があり、町民や県民に与えた不安と恐怖は計り知れないものがある。断じて許すことはできない」と訴えました。

この問題は30日午前9時半ごろ、嘉手納基地から離陸した岩国基地所属のハリア攻撃機が嘉手納弾薬庫の上空でフレアと呼ばれる訓練用の照明弾を誤って発射したものです。フレアは誘導ミサイルをかわすために使われる照明弾で、アメリカ軍は「危険は生じていない」と説明しています。

嘉手納町議会では一歩間違えば事故につながったとして、住宅地上空での飛行や訓練の中止を求める抗議決議を全会一致で可決。その後、沖縄防衛局を訪ね、真部局長に直接原因を究明し、きちん説明するよう求めました。