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教科書検定作業の見直しを検討していた教科書検定審議会は25日、報告書を文部科学大臣に答申しましたが、肝心の審議の公開については見送られていて、反発の声が上がっています。

教科書検定作業の見直しは2007年、高校日本史教科書の沖縄戦集団自決の記述を巡り、検定過程が不透明だと批判が集まったことから検討されていました。

しかし、審議会が25日に塩谷文科大臣に提出した報告書では、最大の課題だった審議の公開が見送られたほか、「訂正申請を行う際には内容が外に漏れないように」との事実上の縛りが新たにかけられています。

これについて教科書執筆者の多くから「見せかけの改善策で規制の強化とも受け取れる」などと抗議の声が上がっていて、今後、反発の声が広がりそうです。