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仲井真知事の訪米予算について、県議会の過半数を占める野党は11日、基地関連の要請内容を一部変更することを条件に承認する方針を明らかにしました。

仲井真知事の訪米予算は9月定例会にも提案されましたが、要請項目の中に「在日アメリカ軍再編の着実な実施」という文言が含まれていたため、名護市辺野古への新基地建設に反対する野党が反対し、予算は承認されませんでした。

その後、県は要請内容を「基地の整理縮小」に変更した上で、開会中の11月議会に再提案しています。

これを受けて野党県議団は11日午後に仲井真知事と直接話し合いの場を持ち、要請文に盛り込まれている「嘉手納基地より南の施設の返還」についても「この計画が辺野古への新基地建設とセットになっているため削除するように」と知事に要請しました。

要請後、社民・護憲ネットの新里米吉県議は記者団に対し「県も(要請内容がまとまるよう)努力をして、県議会全会一致で(知事が)訪米できるよう努力してほしい」と述べました。

野党は文言が変更されれば訪米予算を承認する方針で、仲井真知事は2009年1月に訪米する方向ですでに調整を進めています。