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毎日子どもたちの登下校を見守り、地域住民に親しまれている警察官が、3月末の定年退職を前に地域の中学校から感謝状が贈られました。

那覇市の神原中学校から8日に感謝状を贈られたのは、与儀交番に勤務する新垣幸夫警部補です。新垣警部補は42年前の1966年、18歳で琉球警察の巡査として勤務を始めてからほとんどの期間、交番勤務で、「街のお巡りさん」として働いてきました。感謝状を受けて新垣警部補は取材に対し、「自分としては、当たり前のことしかやってないのでまさか表彰につながるとは思っていなかった」と、語りました。

3月末に定年退職を迎える新垣警部補。神原小学校、中学校に近い与儀交番前では、10日も朝7時半から交差点を渡る子どもたちの安全を守りました。

神原小学校の児童は、「(いなくなると)寂しい」「いつも(通学路に)立ってくれてありがとうございます」などと感謝の気持ちを表していました。交通量の多い通学路の安全を守る警察官の退職に地域からは惜しむ声が多く聞かれました。