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20年以上に及ぶ内戦で崩壊した教育環境の復興を、戦争を体験をした沖縄から学ぼうと、アフガニスタンの教師らが小学校の現場を視察しました。

小学校を視察したのはJICAの研修で沖縄を訪れているアフガニスタンの現役の高校教師ら15人で、日本の小学校の様子を見るのは初めてです。

教師らは戦後、教育復興を遂げた沖縄の体験を参考にしたいと、18日間の日程で沖縄に滞在し、学校の視察や平和教育の取り組み等を学びます。

屋良小学校では算数や国語、パソコンの授業を見学。設備や教材の充実に加え、彼らが驚いたのは教師と生徒の親しい関係でした。さらに関心を寄せたのは沖縄の県民性でもあったようです。

教師の一人は「沖縄県民はアフガニスタン人と同じように平和を愛している。平和祈念資料館で見ましたが、苦しい体験をしても、それでも我慢して国づくりをした。とても我慢強い県民だと思い、それが心に残りました」と話していました。研修は12月6日まで続きます。