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けさ早く、中国や台湾が領有権を主張している尖閣諸島に、小泉総理の靖国神社参拝に抗議する台湾の活動家らが船で接近しました。

きょう午前5時11分、尖閣諸島魚釣島の西南西およそ72キロの海上で、日本の領海に向けて航行している抗議船と見られる船を、警戒にあたっていた11管区海上保安本部の巡視船が発見しました。

抗議船には小泉総理大臣の靖国神社参拝に抗議する台湾の市民団体のメンバー8人が乗船していると見られ、11管では巡視船や航空機で日本の領海に入らないよう拡声器を使って警告したほか、政府も総理官邸の危機管理センターに連絡室を設置しました。

その際、活動家らは巡視船に向かって石を投げて気勢をあげるなどしたということですが、巡視船などへの被害はないということです。

抗議船は、午前7時ごろ日本の領海の手前で方向を変え、現在、台湾の方向に向けて引き返していて11管が監視を続けています。