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めざせ甲子園3回目。今日は、宮古高校です。

八重山商工のセンバツ出場で、離島勢として大きな刺激を受けている宮古ナインですが、チームにはナインの活躍を支える大きな存在がありました。

夏本番を前に、県内屈指の美しさを誇る海が、一面に広がる宮古島。その豊な自然の中で、宮古高校野球部53人は、毎日練習に汗を流しています。

「さあ、元気出して行こう!お〜」

宮古は去年、チームが27年ぶりにベスト4に入ったことや、八重山商工のセンバツ出場の刺激も受け、島を挙げて「次は宮古球児が甲子園に行く番だ!」と燃えていて、今年1月には、地元の有志が集まって甲子園に行かす会も発足しました。

「甲子園に行かす会」武富清さん「全国同じ高校生。アララガマ精神を活かして(自分たちも甲子園に)行けるんだという気持ちを持たせたい」

大きな周囲の期待を受けた今年の宮古のエースは2年生。135キロ余りのストレートとスライダー、カーブなど、多彩な球種を持っている技巧派投手です。

下地孝幸投手「先輩たちは最後の大会なので、悔いのないように良いピッチングができたら良いと思っています」

この夏采配を振るうのは川満亨監督。まだ、打順も固まっていないチームですが、底力を信じています。

川満亨監督「(勢いに)乗せるとだいぶ力を発揮するチームという印象があります」

去年の夏も経験しているキャプテン松川雅史を中心にまとまりを見せているチームは、ここ最近の練習試合でも調子を上げていて、目標は去年のベスト4以上です!

ところで、宮古高校野球部には影でナインを支える大きな存在がいます。マネージャーの垣花里絵子さんです。

グラウンドのすぐ近くに自宅がある垣花さんは、小学校の頃から野球部の練習する姿を見て育ち、自然と野球部のマネージャーになりました。

垣花里絵子マネージャー「(マネージャーには)憧れはありました。なんか高校生って大人だな〜。こんな人になりたいなって感じの思いはありました」

忙しく、辛い仕事もたくさんあります。スポットライトがあたる選手の影で、辞めていくマネージャーもいましたが、垣花さんはやりがいを感じ続けています。

垣花マネージャー「(楽しいのは)同じベンチにいて、感動をするのが味わえたり、悲しかったり、なんか悔しい気持ちが一緒になれる時はなんか(良いです)」

もちろん、マネージャーの頑張りはチーム全員が認めています。

川満亨監督「大きいですね。マネージャーの存在というのも」「監督のフォローとかも、見えないところでやってくれていると思います」

松川雅史主将「(マネージャーは)いなくてはならない存在です」「マネージャーと一緒に、上まであがって良い思い出を残させてあげたいです」

宮古ナインは、周囲の期待を受け、影で支える仲間の存在も感じながら今年も宮古旋風を巻き起こします!

垣花マネージャー「去年よりは上に行きたいし、マネージャーの先輩たちもそれを願って(私達に)託してくれたから、やっぱ(甲子園に)行ってもらいたいな〜って思う」「甲子園に連れて行ってくれたらいいなと思います」

松川雅史主将「最後の夏は良い結果を残して、自分たちの野球をやるだけです」「めざすは甲子園です!」

明日は、少ない部員でこの夏の大会に挑む南風原高校です。