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名護市の稲嶺市長と名護市議会は、普天間基地の県内移設を盛り込んだ日米合意の撤回を求めて上京していましたが、結局、関係省庁の政務三役との面談は実現しませんでした。

稲嶺市長らは9月に市議会で可決した意見書と抗議文を関係閣僚に手渡すために4日に上京し、5日の朝から関係省庁を回る予定でした。しかし、直前まで調整したものの全ての省庁での対応は事務方で、政務三役との面談が実現しなかったことから、5日午前中の内閣府でのみ担当者に意見書を手渡し、5日午後の日程を全てキャンセルしました。

稲嶺市長は「市民の声を届けるその代表であるという思いで来ているわけですから、しっかり受け止めていただきたかった」と話しました。

市長らと面談できなかったことについて前原外務大臣は「他意はない。国会日程などで物理的に対応できなかった」と述べました。