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アメリカ軍は日本の軍国主義などの思想を排除するため、子どもたち向けの沖縄独自の教科書を作る編集所を軍政本部内に設置します。

沖縄戦のさなか、すでに中北部にはアメリカ軍が収容所内に学校を開設。学校には子どもたちの元気な声が戻り、授業が行われていましたが、教科書などは戦火で消失、教材も不足してました。

アメリカ軍は沖縄独自の教科書を編集するため、8月1日に石川の東恩納に沖縄教科書編集所を設置します。

「沖縄の戦後教育史」によると「国語」という表現は使わず「読方」にするよう注意されたり、原稿はすべて英文に翻訳された上、軍国主義的な表現は一切許可されないなど厳重な検閲の下で作られたのです。

うるま市の石川資料館には、当時編集所で作られた教科書や教材が並び、アメリカ軍が日本の軍国主義的な教育からの脱却を目指したことが伺えます。