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7月28日に始まる美ら島総体を前に13日、高校生や関係者が安全に参加できるよう危険物を探索する警察犬の訓練が行われました。

訓練は、美ら島総体の開会式と競技の会場となる県総合運動公園で爆発物が仕掛けられていないかを想定して行われました。

参加した警察犬は8頭。自動販売機の下や木の幹の中に隠された火薬の匂いのついた布を入れた筒を探し発見すると座り込んで指導士に知らせていました。指導士は「外国では吠えて教えているらしいが、犬の嫌いな方がいることを考えて、伏せという静かな態度で示すように教えている」と話しています。

犬の嗅覚は人間の数千倍といわれ、火薬や麻薬などの捜査で警察犬が活躍しています。現在、沖縄県には警察が直接管理する警察犬は3頭。その他、民間の犬を訓練し嘱託警察犬として育てた27頭がいます。

大会開催に合わせて実施される捜査を前に、指導士と警察犬は強い日差しの中で懸命に訓練を繰り返していました。