続いて特集は、おきなわの「今」を見つめる「イマジンおきなわ」です、QAB主催の「キボリノコンノ」展も開催されていますが、いま、ミニチュアや木工の「見立て」によるクラフト作品が大流行しているのをご存じですか?
県内には木の温もりを活かした木工作品を作っている作家さんが沢山いるんです。そんな作家の1人をご紹介します。
視聴者の皆さんも見たことあるはずですよ!?
ハナ「吾輩は犬である。名前はもう、ある 私の名前は『ハナ』私のパパは腕利きの木工職人!」
ハナ「県民や観光客が利用する那覇空港の保安検査場を通過すると目の前に現れるのはインパクト絶大!な、巨大な病害虫模型」
那覇植物検疫事務所 池城隆明さん「我々の仕事は広報なんですけども、ただポスター貼っているだけでは気づいてくれない人が多いので」
ハナ「沖縄県内で発生している害虫が原因で、県外に持ち出せない植物があるのを知ってる?例えば紅イモやウンチェー、シークヮーサーなどのミカン類の苗木」「更に、去年確認されたセグロウリミバエの被害によるゴーヤーなど、県民や観光客が持ち出さないように広報しないといけないのだけど」
那覇植物検疫事務所 池城隆明さん「どうやったらみなさんに知ってもらえるのかと悩んでいました」
ハナ「あるときポスターのアフリカマイマイを食い入るように見ている子どものようすを見て、ひらめいた池城さん!」
那覇植物検疫事務所 池城隆明さん「永尾君に話したところ『作ってみますよ』ということで」
ハナ「アフリカマイマイを筆頭に、アリモドキゾウムシやイモゾウムシの巨大模型をうちのパパが制作、その効果は抜群で、子どもたちやその親が大注目したんだって」
那覇植物検疫事務所 池城隆明さん「(この模型をきっかけに)植物検疫って何だろう、この虫は何でここに展示してあるんだろう、ときっかけになって沖縄から移動できない植物があるんだなと、考えるきっかけになるには効果的なアイテムだったなと」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「自分も空港利用した時に虫(の模型)を見るんですよ、時間あれば虫の近くに立って通ってゆく人の反応見て楽しんでます。怖いね、とか、気持ち悪いねって言われたら、ヨシ!って」
ハナ「でも本当は」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「虫嫌いです、動物好きなんです。犬も飼ってますし、ひつじ工芸舎ですし、できれば哺乳類とかかわいいものを作れたらいいな、ウン」
ハナ「ここは八重瀬町にある工房『ひつじ工芸舎』パパはここで遊び心あふれる木工作品を作ってる」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「大きいものをどーんと作るよりは、小さいものをちまちま作っている方が自分の性に合っているのかなと」
ハナ「大阪出身のパパ、沖縄に移住して県の工芸振興センターで木工研修に通っているとき、課題で出品したおもちゃのコンテストでグランプリ!翌年にも全国のウッドクラフト展でもグランプリ!すごい!」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「あれ自分天才かなと思って、それもあって木工の中でも特におもちゃをやっていきたいなと」
ハナ「そんなパパと私が出会ったのは6年前、当時、私が収容されていた動物愛護管理センターで運命の出会いを果たした私たち。そしてずっとの家族になった」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「ひつじ工芸舎の看板犬です」
ハナ「工房にはカフェも併設されていて、作品も販売されている」
Free Coffee Roasters 外間 雄一さん「県産の木、県木でできたおもちゃや、沖縄のお菓子を模した木工作品たくさんあるので、みなさん楽しく見られて購入される方もいらっしゃいます。面白いといって1人1個ずつとか買っていかれます」「小さなお子さんたちがお店の中やギャラリーとかで楽しく見てます」
ハナ「そう!パパが得意なのは『沖縄のお菓子』シリーズ。ちんすこうやサーターアンダギー、それに『バームクーヘン』ならぬ『バーム食えへん』ウケる~!」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「お菓子に限らず何でも『これを木で作れないかな』みたいなことを普段から考えてたりして、ちんすこうをセンダンの木で作ったら色味も質感も近いかな、というところで工房仲間とお茶するときにちんすこうを袋に入れて出したことがあるんですね、(袋を)破って噛んでました」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「まず削ってもらう作業ですね」
ハナ「工房では当日作って持ち帰ることができる『木の枝』のボールペン作り体験も!丁寧に教えてくれるし、とっても簡単!(芯を入れればボールペンの完成です。できた!)結構ハマるかも」「そしてパパが最近一生懸命作っているのは」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「沖縄のフルーツ、野菜を収穫して遊ぶ、パインだったらもぎ取って収穫して集めるという遊びのものと、ままごとみたいに包丁で切って野菜が割れるみたいな」
ハナ「来月リニューアルオープン予定の「やんばる森のおもちゃ美術館」に置かれるおもちゃ。その数なんと300個!」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「これは粗削り、最後は紙やすり。グラデーションつけたり、ゴーヤーも青いのとか黄色くなりかけとか」
ハナ「実はこのおもちゃ、材料は再建中の首里城の柱などの端材なんですって、素敵~! そしてパパが作業しているとき、私はずっとパパのそばにいて仕事を見守ってる」
ひつじ工芸舎 永尾陽祐さん「ちょっとクスっと笑えるような、あまり役に立たなくてもいいので、くだらないもの、面白いものを作っていければなと」
ハナ「これからもたくさんの木工作品を作り続ける私のパパは日本一!」
病害虫模型は2012年に制作され、厳密には「木工」ではなく紙粘土と木を使ったもの。当時、使用する素材などかなり試行錯誤したそうで、有機的な仕上がりを目指してつけまつげや犬のヒゲを使ったりしたそうです
ただ(VTR中にもあったとおり)永尾さんは動物好きで、本当は虫より動物を作りたいと、おもちゃの他にハナをモデルにしたフードトレイなども作っていて、写真などを元に「うちのこ」グッズを作る相談もできるとのこと、実はQABで過去に特番で使ったヤンバルクイナも永尾さんの手づくりによるものなんです!
ひつじ工芸舎 🐑(@studio_sheep.okinawa) • Instagram写真と動画
