まずは「高校柔道」です。今年も「QAB紫雲旗争奪高校柔道選手権大会」が開かれ、日本武道館を目指す熱戦が展開されました。
今年、48回目を迎えた「QAB紫雲旗争奪高校柔道選手権」優勝すると高校柔道三大大会の1つで3月に日本武道館で行われる全国高校柔道選手権への出場権が与えられます。
県内7校から男女あわせて47人の選手が出場し、全国への切符をかけて熱戦を繰り広げました。
男子団体決勝では沖縄尚学と那覇西が対戦。沖尚は昨年秋の九州新人大会・個人100キロ超級で準優勝した照喜名幸雅(てるきな・こうが) が副将として登場。開始わずか43秒で合わせ技一本勝ち!その後も盤石の強さを見せた沖尚が4対0で団体戦を制して優勝。男女ともに大会20連覇を果たし全国の切符を掴み取りました!
沖縄尚学 照喜名 幸雅 選手「(全国大会でも)自分たちの柔道ができればと思う」142240「ベスト8以上を目指して頑張っていく」
沖縄尚学 団体戦メンバー集合「全国大会 頑張るぞ!」「オー!」
男子個人73キロ級には与勝の知念玲夢(れおん)選手が出場!去年10月、県新人大会で学校としては33年ぶりに個人優勝を果たした選手です。快挙を成し遂げたチャンピオンはどんな練習をしているのか?学校に行ってみると、武道場はたった2人の選手。
与勝2年 知念玲夢選手「部員は2人です!」「とても仲良し」
与勝1年 前徳優磨選手「力が強くて柔道が上手で」「かっこいい先輩だと思う」
日々、2人だけで練習に励んでいる与勝、そこには少人数だからこその苦労が。
与勝 2年知念 玲夢選手「人数が多いと、いろんな相手と練習ができる」「2人だとずっと同じ相手」「他の学校と比べて練習の質が高まらない」「そこが苦労してるところ」
知念選手と練習に励む前徳(まえとく)選手は高校入学とともに柔道を始めたばかりの初心者、知念選手は後輩をサポートしながら練習に取り組んでいます。
与勝1年 前徳 優磨 選手「柔道の練習がない時に一緒にトレーニングしてくれたり」「サポートしてくれる」「練習中に気を抜かないことなどリスペクトしている」
決して恵まれた環境とはいえない中で、知念選手には「大切にしてきたこと」がありました。
与勝2年 知念 玲夢 選手「『気持ちで負けない』それが大事」「少なくても勝てるというのを見せたい気持ちが強い」
去年秋の個人優勝はチームとして33年ぶりでしたが、その33年前に優勝した比嘉旬(ひが・じゅん)さんは今、コーチとして2人を指導しています。
与勝 比嘉 旬 コーチ「(私が)33年前に優勝して指導者になってから20年間」「沖縄尚学や那覇西の高い壁があって」「ずっと跳ね返され続けてきた」「(知念選手が)優勝して感慨深かった」「(与勝から全国に出場した)男子選手はまだいない」「(新人大会に続いて)優勝してほしいと思っている」
いまだ男子選手の全国での対戦経験はない与勝、学校史上初の快挙へ!2人の部員が強豪に挑みます!
与勝2年 知念 玲夢 選手「最初から全力で気持ちでは負けずに」「僕が(学校史上)初の全国に行きたいと思う」
初の快挙を目指して臨んだ大会。知念選手は裏投(うらなげ)を決め、1本勝ちで1回戦を突破すると準決勝では寝技を決めきり強豪の選手を相手に勝利を重ね決勝へコマを進めます。
夢の全国まであと1勝。客席からは家族の応援が後押しします!
知念選手の妹琉愛来さん琉愛夢さん「れおん 頑張れ~!」
決勝の相手はこの日の団体戦で優勝した沖尚の下地徹昇(しもじ・てっしょう)選手。序盤から積極的に仕掛ける知念選手、捨身技で勝負に出ますが決まらず、逆に寝技をかけられるピンチに!力を振り絞り相手を跳ね返します!
与勝 比嘉 旬コーチ「落ち着いて!落ち着いて!大丈夫だ!」
その後も互いに技を掛け合いますが、決め手に欠き延長戦へ。知念選手は指導を取られ惜しくも敗退。初の全国にはあと一歩届きませんでした。
与勝 2年知念 玲夢 選手「相手の気持ちに負けていた」「悔しさをバネにして」「次こそは勝ちます!」
全国への思いをさらに強めた与勝、学校史上初の快挙を見据え知念選手の挑戦はこれからも続きます!
大会に出場した選手の皆さんお疲れ様でした。知念選手、男子選手として学校史上初の全国大会出場とはなりませんでしたが、次はインターハイをめざし早速、練習に励んでいるということです。
この大会で個人優勝した選手と、団体戦で優勝した沖縄尚学は、3月27日から日本武道館で開幕する全国高校柔道選手権に出場します。沖縄代表として頑張ってください。
