任期満了に伴う、名護市長選挙が、きのう告示され3期目をめざす現職と2人の新人が立候補しました。市政の継続か刷新か、それぞれの訴えをまとめました。
名護市長選挙に立候補したのは届け出順に、新人の伊波勝也(いは・かつや)さん、新人の翁長久美子(おなが・くみこ)さん、現職の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)さんの3人です。
今回の選挙では子育て支援や物価高対策、そして辺野古新基地建設の有無などが争点で、これまでの実績を訴える渡具知さんと市政刷新を訴える翁長さんとの一騎打ちの構造になっています。
翁長候補「全力をかけて市民みなさまの目線とあわせ、みなさまの声を拾い上げ、市民みなさまが望むそんな政策作りを職員とともに頑張ってまいります」
これまで15年間名護市議会議員を務めた翁長さん、「アップデート名護」をスローガンに掲げています。子育て支援としては、「子どもの医療費・給食費・保育料」の「3つの無償化」を継続しながら、新たに「保育所へのおむつ支給」と「18歳以下の公共バス料金の無償化」を実施を主張
さらに国が行う物価高対応子育て応援手当の2万円に5000円を上乗せして給付するとしてます。また、辺野古新基地建設については、反対の立場を示しています。
渡具知候補「子供からお年寄りまで、住みよい名護市をつくるために掲げた公約をしっかりと実現をしてまいりたいと思います」
一方、2018年から2期市長を務める渡具知さんは、「公約の実現力」をアピール。子育て支援としては、自身が始めた「子どもの医療費・給食費・保育料」の「3つの無償化」の継続や保育士の待遇を改善し待機児童ゼロにすることを掲げました。
また、物価高対策としては、すべての市民に「過去最高額」の商品券を配布すると訴えました。ただ、辺野古新基地建設については、これまでの選挙戦と同様賛否を明らかにしていません。
翁長さん、渡具知さん、ともに市民生活のサポートを訴えますが、公約実現を裏付ける「予算」について大きな違いがみえました。
翁長さん「500億の総予算から(公約のための予算は)1.3%なのに、その財源が出せないのはおかしいと思いませんか?」
翁長さんは、辺野古新基地の受け入れにより、国から得られる「再編交付金」などに頼らずに公約を実現できると主張します。
渡具知さん「予算を要求し、国からの支援でもって名護市民の生活向上を図っていくことを堂々と訴えて訴えております」
渡具知さんは「再編交付金」で、「3つの無償化」などを実現した実績を訴え、今後も国に交付金などを要求していくとしています。
また、学習塾を経営する伊波さんは、市役所の新庁舎建設計画の変更と延期、計画変更で浮いた予算を子育て支援に使いたいと訴えています。
名護市長選挙は今月25日に投開票で、きょうから期日前投票が始まっています。
