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辺野古新基地建設をめぐりサンゴの移植許可を求める農林水産大臣の是正指示を不服として県が、国を訴えた裁判の口頭弁論が福岡高裁那覇支部で開かれ、即日結審しました。

この裁判は、沖縄防衛局が、辺野古新基地建設で大浦湾に生息するサンゴおよそ8万4千群体の移植申請を県が不許可にしたことを、農水大臣が許可するよう是正指示を出したのは違法だとして県が取り消しを求めているものです。

2023年11月14日の第一回口頭弁論で県は、「防衛局は新基地建設の設計変更の承認を得られておらず、埋め立て工事を進められないことから移植の必要はない」として、是正指示は取り消されるべきと主張しました。

一方、国は、「設計変更申請について県は承認する義務があり、承認されていないことで移植の必要性を否定する理由にならない」と主張し、訴えを棄却するよう求めました。裁判は即日結審し、判決期日は示されませんでした。