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先島のハンセン病医療の拠点施設、宮古南静園の慰霊祭が23日に行われ参列者が508柱の御霊に静かに手を合せました。

納骨堂の前で行われた慰霊祭には園の入所者や退所者、また職員らが参列し全員で哀悼の意を捧げました。

南静園入園者自治会の宮里光雄会長は「ハンセン病問題基本法が施行され法の整備は進んだが目に見えるかたちでの進捗はみられない。

入園者の高齢化がすすむなか、今後はハンセン病問題に関するさまざまな政策が実施されるよう訴えていく」と述べました。参列者は祭壇に花をたむけ508柱の御霊の冥福を祈りました。

宮古南静園では、病棟や各診療部門を市民に開放し地域に開かれた新たな医療センターを構築する計画で今年度内の実現を目指しているということです。