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客から理不尽な要求を受ける「カスタマーハラスメント」アメリカ軍の憲兵隊の男から被害を受けるうるま市石川の板金や塗装などを行う店舗を取材しました。

オーナワさん「許せないというのが強い。憲兵隊だからという力や圧力を使っているこれは間違っていると思います」

こう話すのは、うるま市石川で車の板金や塗装の専門店を営むオーナワ・ジョセフさん(41)です。

オーナワさんは、過去に軍属として3年ほど海兵隊の憲兵隊に所属をしていました。憲兵隊をやめたあと、「車好き」の趣味をいかし、板金や塗装の携わる仕事がしたいと2023年11月に現在の店舗をオープンしました。

接客や丁寧さなどが評価され軍の関係者や県内に住む人からも依頼が多かったということですがある出来事から客が減っていったと話します。

オーナワさん「お前の店に行ってぶっ殺してやる」とか「ボコボコにしてやる」「俺は警察官だとわからないのか?銃をいつでも持ち出せる」という感じで言われました。

ことの発端は、おととい12月、アメリカ軍嘉手納基地に所属する30代の憲兵隊の男性が家族と来店。男性は店に外装の塗装や内装のサビ修正を依頼し、契約を結びました。男性はその後、店に追加の発注を依頼します。オーナワさんは男性の発注を処理しますが、男性はお金を支払いません。

それどころか男性は作業が進まないとSNS上にクレームをつけると店に対し、事実と異なる内容や誹謗中傷する書き込み。そして、自分の立場をタテに発信するなど迷惑行為を行って来たと話します。

板金や塗装などを行う店舗に憲兵から“カスハラ”被害

オーナワさん「メールでなんで俺の車が終わっていないんだ。お前たちが車検代を払え。追加作業の料金は自分たちでは立て替えては出来ません。僕は基地の中の警察だから日本の法律なんか僕たちアメリカ人に一切意味ない。僕は警察官だから車検が切れている状態で乗ってもいいような感じで言って来たので、店としても車がこの状態では出せない」

高圧的な態度と度重なるハラスメントが毎日続くことからオーナワさんは警察や沖縄防衛局へ相談をします。それでも男性の脅迫や誹謗中傷がエスカレートしたといいます。

オーナワさん「店に156回連続で電話がかかって来たり」「本人から侮辱のメール。車の作業と関係なく自分に関しての侮辱。自分の妻まで。妻は(男が)会ったことはないし、特徴とかを送って来た」 

こちらが実際に男性が送ったとされるメッセージです。

「僕は日本の警察はどうでもいい。僕はアメリカ人だから全然関係ない」「僕と奥さんは貧乏だ。お前たちは何かほかのこと、詐欺以外のことをやれ」「絶対にこの店に行くな。この店はストレス。イライラするところでしかない。ここの店は信用が一切ない」

オーナワさん「本人がSNSなどで書き込みをしたこと自体がお客さんたちにも不安な気持ちなどを与えてしまって売上や不安だから途中で契約を中断したいなどの相談があった(SNSに)投稿したあとから売上が下がっている」

男性憲兵隊によるオーナワさんへの行為についてQABがアメリカ軍に問い合わせたところ「申し立ての内容は承知しており、現在調査中です」とした上で「すべての空軍兵士には、制服を着ている時も着ていない時も行動基準を遵守するようにしています」と回答しました。

オーナワさんから相談を受けた警察は、脅迫(きょうはく)事件として捜査をするとしています。