記録的な猛暑と干ばつの影響で、フランスのワインの名産地ロワール地方ではブドウの収穫が大幅に落ちる見込みで、生産者が危機感を募らせています。
900年の歴史を誇るワインの産地・サヴニエール村では、猛暑と干ばつの影響で、例年10月上旬に始まるブドウの収穫が1カ月前倒しとなりました。
日当たりの良い斜面では気温が50℃近くに達する日もあったということで、こんな異変も…。
斜面の両サイドにブドウの木が並んでいるが、暑さの影響か、葉がとろどころ枯れてしまっています。実も乾燥して、水分が全くない状況になってしまっています。
ワイナリーのオーナー マルク・タイヤンディエさん
「普通は株一つにつき5~6房収穫できるはずです。(実や葉が)焼き焦げてしまって本当に悲惨です。今年全体として収穫量が非常に少なく、生産量が落ち込むのは避けられない傾向だと思います」
選別して収穫するため、ワインの品質には影響がないということですが、「生産量」は大幅に減る見込みです。
サヴ二エールの辛口白ワインは硬質なミネラル感と力強い酸味が特徴で、「世界最高峰」とも評されています。
気候変動による影響が年々大きくなっていて、生産者は危機感を募らせています。
ワイナリーのオーナー マルク・タイヤンディエさん
「収穫がなければボトルもワインも作れず、売り上げもなくなってしまいます。遅く剪定(せんてい)して霜を防いだり、収穫を早めたりと適応しようとしてはいますが、それが長期的な解決策になるのかは分かりません」
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