ネパールと中国の国境で発生した土石流と洪水から3日。被害の実態が徐々に明らかになり行方不明者数が増える一方、現地での救助活動は難航しています。
■ネパール・中国 多数の行方不明者が…
山あいを一気に流れ下り、すべてをのみ込んだ大量の水と土砂。住民によりますと、普段は澄んだ緑色の川で、飲み水として利用したり、泳いだりしていたといいます。
近くに住むゴクルさん(52)
「とても怖かった。あと2分ぐらい水位が上がっていれば家も流されたと思います」
死者と行方不明者は、増え続けています。ネパール側では、これまでに626人が死亡し、行方不明者は2400人を超えています。こちらの女性も家族の安否がいまだ分かっていません。
家族が行方不明の女性
「きょうで3日、何も分からない。家族といつ会えるの…私の家族は誰もいなくなった。これから何をすればいいの、どこへ行けばいいの」
大切な人の消息を待ち続ける人がいる一方、奇跡的に我が子との再会を果たした母親もいました。
母親
「もう子どもたちはいないのだと完全に希望を失っていました。深い悲しみに暮れ、自分を抑えることもできず、生きていても意味がないとさえ思ってました」
被災した日、子どもたちはいつものように、スクールバスで学校へ向かったといいます。その直後、母親は地鳴りのような大きな音を耳にしました。
母親は泣きながら森の中を歩き回り、子どもたちを捜し続けたそうです。その最中、息子のガレ君を取材していたロイター通信の記者と偶然出会い、電話がつながりました。
母親
「坊や、今はどんな感じ?」
息子
「大丈夫だよ」
母親
「会いに行くとき何を持っていけばいい?食べたいものある?」
そして、離れ離れになっていた親子は、病院でついに再会を果たしました。
被災地では今も捜索が続き、多くの人が救助の手を待っています。
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