楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。よろしくお願いします。
長田さん「よろしくお願いします。今回は久しぶりにカニやエビなどの甲殻類をたっぷりとご覧いただきたいと思います」
前回の特集が2024年の6月でしたので、およそ2年ぶりになりますね。では早速VTRをご覧ください。
長田さん「まずは、とても薄っぺらいカニから、名前はソバガラガニ。正面から撮影していますが足が動いています。顔がどこにあるか分かりますか?」
どこでしょう、真ん中の方ですかね。
長田さん「はい、ぱっと見、カニとは思えないですよね。上から見ると甲羅が三角形!まるで焼きおにぎりの様でした」
長田さん「続いては、小さな紅白のカニ、めでたい色彩です。ケブカガニ科の一種だと思われます」
指と比べてもかなり小さいですね。
長田さん「はい、5mmほどですかね。食事中なのか?何か食べている様子でした。こちらは砂にまみれて、もはやどこにいるか分からないカニ。極小の3mm、甲殻類に詳しい方に聞いても、名前分からずでした」
こんなに小さいと見つけるのも一苦労ですね。
長田さん「はい、たまたま目に留まったんですよね。続いては初めて見た生き物。形はクワガタのメスみたいでした。カニには見えないし、エビでもなさそう。ひょっとしたら甲殻類じゃないかも?と思いながら撮影しましたが、動きが可愛らしかったので採用しました」
確かにピョンピョンしていて可愛いですね。
長田さん「はい、こちらはヒメダテハゼ。住処にしている穴で、一緒に住んでいるエビがいます。モンツキテッポウエビ。私が思う、甲殻類の中で1番の働き者と言えば、テッポウエビなんです。拡張工事なのか、リフォームなのか分かりませんが、撮影している間中、ひたすら住処の穴を掘っていました。ハゼの役割は敵が来たら知らせるガードマンと言ったところでしょうか」
お互いに協力しあっているんですね。
長田さん「そのようですね」
ん、これは海藻ですか?
長田さん「はい、カムフラージュの上手なカニ、緑色のコノハガニ。頭にサボテングサを乗せているんです。サボテングサとは、こちらの海藻のこと。左側の生き物は、この海藻にカムフラージュするハリメダゴーストパイプフィッシュというお魚」
長田さん「このサボテン草を千切って頭の上に着けているんですが、どこからどこまでがカニの頭なのか?分からないですよね」
本当です。とてもカニには見えないです。
お、すごい迫力ですね。
長田さん「はい、こちらは親のゴシキエビ。体長35cmとかなり大きめです。そして子供のゴシキエビ。体長10cm。小さくて可愛らしいんです。触覚や足の色が違いますね。個体数の少ないエビですが、この時なぜ見つける事が出来たかというと・・・」
長田さん「これです、上半身のみのエビ。一瞬びっくりしましたが、すぐ気が付きました。エビやカニって脱皮しますよね?脱皮した直後だったようで、すぐ近くの穴を探したら居ました」
脱皮して大きくなっていくんですね。
長田さん「はい、ここからは、普段なかなかお目にかかれないエビを紹介します。まずはトゲツノメエビ、何度か見た事はあったんですが、ちゃんと撮影したのは初めてなんです。レンズを通すと、どこが目なのか全く分からず。映像で見ても分かりづらいですよね」
本当ですね。
長田さん「どんな生き物でも、敵から攻撃される際に目が弱点になってしまいますから、その辺をしっかり考慮した模様なのかもしれません」
オレンジが鮮やかで綺麗ですね。
長田さん「はい、続いても綺麗な紫色のエビ、バイオレットボクサーシュリンプ、和名はまだありません。こちらは色違いでしょうか?全体的に体の色がブルーに見えますよね。お尻の方見て下さい!ちょっと分かりにくいかもしれませんが、なんと、青い色の卵を抱えているんです」
本当だ!卵も青いんですね。
長田さん「はい、こちらがメスで、もう1匹はオスという事なんでしょうね」
長田さん「そして最後に紹介するのは、見るのも撮るのも初めてのエビ、ブルーレッグボクサーシュリンプ。こちらもまだ和名はありません。沖縄では滅多に見られない、かなりレアなエビなんです」
黄色がかった体、何だか上品ですね。
長田さん「そうですね、ブルーレッグボクサーシュリンプという名前から考えると、足の色が青という事なのですが確かに青っぽい。砂地の上にいると足の色分かりやすいですかね。薄い青です」
本当ですね。
長田さん「初めての出会いだったので、どう撮影してイイのか?探り探りでしたが、カッコよく撮ることが出来ました。見つけて頂いたダイビングサービス・ナチュラの田島さん、ありがとうございました」
長田さん「まだまだ、名前の分からない甲殻類も多いんですが、いろんな出会いに期待して、また特集したいと思います」
甲殻類の世界って奥が深いんですね、今回も貴重な映像をありがとうございました。以上、楽園の海でした。

















































