渡嘉敷島留学「わらびや」の四季

ケラマブルーの美ら海に浮かぶ慶良間諸島の渡嘉敷島に全国からやって来た5人の留学生たちが大自然の中でのびのびと、にぎやかに、青春を謳歌する1年間に密着。

ナレーション:金城美優

春

春。うりずんの風が心地よい渡嘉敷島。東京・千葉・愛知・兵庫と全国各地から「島留学」のために島にやって来た子どもたち。受け入れるのは島留学のための施設を営む「わらびや」の坂田夫妻。2人の娘たちとともに集団生活しながら、島の小中学校に通い始めます。「わらびや」に1年間、我が子を預ける親たちは何を期待しているのでしょうか。そして子ども達がやりたいこととは?

夏

夏。青い空!青い青い海!島の夏を満喫している留学生たち。島で暮らして3カ月あまり、誰ひとりホームシックになることもなく日々を楽しく過ごしています。海で泳ぎ、シーカヤックやSUPで遊び、キャンプや釣りを楽しんで「今ここでしかできない経験」を存分に味わっています。もちろん「留学」なのですから、勉強だって頑張っていますよ。自由研究しているのは「昆虫食」!?

秋

秋。島の暮らしも半年あまりが過ぎ、只ただ楽しかった夏までに比べて、留学生たち1人ひとりが自分と向き合って過ごすようにもなってきました。学校で行われた「学習発表会」、中学生全員がそろって沖縄では珍しい和太鼓の演舞「風神太鼓」を懸命に練習し、披露しました。多くの「実り」を得た島の11月。

冬

冬、そして旅立ちの春。1年間の留学期間を終えて、5人の留学生のうち2人が島を出て地元に戻ります。ん?ということは?そう、残りの3人はもう1年、島留学を続けるんです!しかも受験生になる留学生たち。それを支えようと、海のように深い愛情をもって接する「わらびや」の女将・明子さんとイタジイの木のように強く育む夫の竜二さん2人の「島留学」にかける熱い思い。そして涙の別れ。