沖縄で今を懸命に生きる人々にスポットをあてる「イマジンおきなわ」です。今回はうるま市で開催された「毛遊び(もーあしびー)」についてお伝えします。
旧盆に行われるはずだった行事が台風の影響で中止になってしまった自治体の青年会が開催した渾身のお祭りに潜入しました!遊ぼう、遊ぼう、秋の夜長を。踊って、歌って、盛り上がろう!!
今月11日。昼ごろから降り始めた雨で開催が危ぶまれるなか、午後5時、開始時刻にピタッとやむという驚きの空模様!始まったのは

「江洲毛遊び(イーシ・モーアシビー)」です。「毛遊び」とは「かつて沖縄で広く行われていた男女交際の一方法であり(中略)三線を弾きながら、男女の掛け合いをしたり踊ったりして楽しい夜を過ごした(宮城 信夫著「沖縄文化への招待」より)」催しであり、英語で「night parties among young men and women in the field」と訳されています。

つまり、地域を挙げての「街コン」のようなものでした。この「毛遊び」を令和に蘇らせたのが江洲青年会です。
江洲青年会会長 安次富 寛人さん「江洲青年会の曲目にも「江洲村毛遊び」という歌があるんですが舞踊、民謡、そして獅子舞)すべての伝統芸能のもと地域の人と沖縄の人たちが交流の場になればいいなと思い「毛遊び」と名付けました」

実は、江洲青年会にとって今回の毛遊びは特別なものでした。
26.08.25 放送 江洲自治会会長 徳田茂信さん「旧暦14日のゆがふ祭りは中止。これを理解して下さい」

8月後半。台風18号の影響で旧盆中日に行われる道ジュネーと、それに続く地域の一大イベント「ゆがふ祭り」が中止になってしまったのです。
その雪辱を果たそうと、江洲では青年会が中心となり自治会、獅子舞保存会、そして老人クラブ「ゆがふ会」が協力し地域が一体となって、この「毛遊び」が実現したのです。
江洲といえば!手に汗握るストーリー仕立ての獅子舞の演舞!他にも、世代を超えて大人気の音楽ユニット「いーどぅし」のライブに続いて近隣地域からは屋慶名青年会、久保田青年会、赤野青年会、謝刈青年会が渾身のエイサー演舞を披露。








司会を務めたチャンプ流ぅ芸能団も歌三線で盛り上げます。そして、大トリは勿論、江洲青年会です。
見ているばかりではつまらない!最後はみんなでカチャーシー

参加者 うるま市在住2組の母&子「たのちかったでちゅ」「だいちニーニーかっこよかったです」


参加者 うるま市在住「楽しかったね、イーヤーサーサーして」女の子「イーヤーサーサー」
参加者 うるま市在住小学生男の子「楽しかった」来年も来たいですか?「ウン」

参加者 南部男性「いーあんべーです。中部って、これも毛遊びっていうのかな、昔と違って変わっている文化なのかな」

江洲青年会サナジャー(チョンダラー)仲宗根 廉「終りは大成功ということで(ありがとうございます!)江洲青年会はこれが集大成なので、感無量です!」

江洲青年会地方 上原 大空さん「今後も続いていくような祭りにしてゆきたいので、またみなさんの協力ももらいながら頑張りたい、ありがとうございました!」
江洲獅子舞保存会会長 石川剛士さん「活気あふれるメンバーなので、ここで演舞できたということは本当に感謝しかない。みんなが協力できる雰囲気を作っていけたらなと思っているのが自分たちの自治会」

江洲青年会会長 安次富 寛人さん「最初は豪雨だったんですが、無事に晴天に包まれて虹も出て終えられたことをとても嬉しく思っています。地域に貢献できるようにエイサーを軸に頑張っていますので、来年もそれを一番に、江洲毛遊びで恩返しできるように頑張っていきたい」

地域の歴史と文化を尊重し、継承と発展を使命とうたう青年会が雨ニモ負ケズ、風(台風)ニモ負ケズ、奮闘しているその姿は確実に引き継がれています。未来へ。
本来の「毛遊び」は明治頃から「風紀上問題がある」として、警察や教育界からの圧力により次第に消滅していったとされています。
ハヂチなどと同じ、近代化してゆく過程で失われてしまった沖縄ならではの風習が、まったく同じではなくともこういった形で再現されるのは興味深いですね。
多くの自治体で人口減少とともにエイサーなど伝統文化の次世代への継承が課題となるなか、この江洲自治体では獅子舞保存会、青年会、老人会が一丸となって伝統の行事や文化を盛り上げています。
そして映像にあるように兎に角!次の世代の子どもたちがどんどん育ってる!小さな子が小さな旗頭や小さな大太鼓やパーランクーでイーヤーサーサー!とニーニーたちの真似をして一緒になって踊っている姿はスタッフ全員がずっと見ていられる光景でした。







































