先日、八王子に出没したのに続き、また都内にクマです。17日、奥多摩町でロシア人男性がクマに襲われ重傷を負いました。この一週間、クマは都市の中心部にも出没しています。専門家は、この時期の若グマは街歩きをする危険性が高いと指摘しています。
■また“東京クマ”ロシア人男性けが
東京・八王子市の住宅地にクマが出没したのは先月29日。そして、17日、同じ東京の奥多摩町で登山をしていたロシア人男性がクマに襲われ、重傷を負いました。命に別状はないということです。
■独自映像 消えた“大学クマ”夜の街へ
この一週間、都市の中心部にも出没したクマ。
盛岡市の岩手大学では、クマが半日に渡り、構内に居座りました。クマの専門家、山内貴義准教授も屋上から警戒します。実は、この日の早朝…大学から500メートル離れたスーパーの駐車場にいるクマの姿が捉えられていました。同じクマなのでしょうか…午前7時半ごろ、大学の構内に姿を現します。午後には、敷地内にある馬小屋の前を跳ねるように走り…盛岡市は、今年初となる「緊急銃猟」を決定。
しかし…午後6時ごろ、茂みに潜むクマの姿。日没をむかえたこともあり、市は、緊急銃猟を断念。箱わなを設置しましたが、この日、捕獲することはできませんでした。
その後、クマはどこへ行ったのか…
「あっ、ホントだ…」
番組では、同じ日の夜の防犯カメラを独自に入手。そこには、住宅地を悠々と歩くクマの姿が映っていました。
午後9時すぎ。大学から約1キロ離れた駐車場の防犯カメラの映像です。車に乗り込む駐車場の利用者。その向こう側を見ると、クマが駐車場のフェンスを乗り越えていました。その後、小さな祠の前から、車の脇を通り…塀を乗り越えようとしますが、断念。別のフェンスを乗り越え、歩いていきます。別のカメラには、その後のクマの足取りが…柵を乗り越え、駐車場に入ってきたクマ。ゆっくりと、駐車場内、車の脇を歩いています。
さらに別の防犯カメラには…
「あっ。出てきましたね…」
左から、右へとゆっくり歩くクマの姿が確認できます。この後、住宅の方へと進んでいきました。クマは、この駐車場の周りを沿うように歩いていたようです。
大学から駐車場まで、どのようにやって来たのか…目撃情報を元に、山内准教授とクマの足取りを辿ると途中には小学校も…
(岩手大学 山内貴義 准教授)「学校ってどうしても周辺に木々があったりとか、緑が多いので、やっぱりそういったところを利用して通ったり、一時的に休憩したりっていうのはよくあります」
防犯カメラにクマが映っていた駐車場。
(岩手大学 山内貴義 准教授)「車がいたり人がいたりというのはいやなので、どちらかというと端っこの、隅の方を歩いて行って、人の家の隙間、なるべく見つからないところをスッスッスッと忍者のように抜けていくという感じ」
駐車場を抜けたクマは、その後…こちらの神社に現れます。時刻は、午後10時すぎ。先ほどの駐車場からゆっくり徘徊して、ここにたどり着いたのでしょうか…
その後、クマは境内にある庭園のフキの葉に姿を隠します。
(櫻山神社 岩渕淳 権禰宜)「そこにフキが生えていますので、何かあさってたのか。少し慣れているような感じもしましたけどもね」
神社がクマ対策として用意したのは、この“銃”。
「クマ除けですね。これで逃げてくれればいいんですけどね…」
神社に出没したクマは、まだ捕獲されていません。
(岩手大学 山内貴義 准教授)「今回の個体は、おそらくまだ母親と一緒にいてもいいような感じの個体ではあるんですけども、何かしらの原因で親とはぐれたのか、それかもしくは、早く巣立ったのか、っていう感じだと思います」
山内准教授によるとは、初夏を迎えた今が、まさに「親離れ」の時期。若いクマが住宅地に出没することが多いといいます。
(岩手大学 山内貴義 准教授)「街中に出てくる個体はエサというより、迷い込んだパターンが多いので、遭遇しても興奮させないということが一番重要です」
5月17日『有働Times』より







































