ノーベル化学賞に輝いたそあい憲三さん(76)。その知られざる素顔を学生時代の同級生や、かつて研究をともにした同僚が語りました。
■同級生ら語る“そあいさんの素顔”
受賞が決まって大忙しです。7日、ノーベル化学賞に選ばれた東京理科大学名誉教授のそあいさんです。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「(Q.学生さんにかこまれて)ここで研究する皆さん、自信を持って研究してほしい」
8日朝はヘルメット姿で報道陣の前へ。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「(Q.きょう、お目覚めは?)戻ってきたのが12時をすぎて午前1時ごろ」
「(Q.自転車でどこへ?)その辺、買い物に」
自転車のかごに杖を乗せて向かったのはコンビニ店です。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「(私は)特に変わったあれではないと思っている。面白みはない」
自らのことを「面白みはない」といいますが、そんなことはありません。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「外で長い時間過ごされている。志木公園があって、お手洗いもある。コンビニはさっきのところに…」
報道陣にコンビニとお手洗いのありかを教えてくれました。人柄が見える瞬間です。
高校の同級生はその人柄について、こう語ります。
高校の同級生 大崎裕章さん
「この写真は数学同好会。勉強だけでなくて、彼は部活動はバスケット班で放課後やっていて、文武両道というかどちらも一生懸命、学生生活を楽しんでいた。全く分け隔てなく、彼にとってはそういうことは関係ない」
7日の記者会見でも…。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「自分で言ったらおこがましいですが、受賞できても文句は言われないだろうと。逆に言うと、他の研究でも立派な研究はたくさんあって、どういう基準で選ぶかは(ノーベル)財団が決める」
他の研究者へのリスペクト。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「学生諸君も実に優秀。一歩一歩積み上げ到達できた」
一緒に研究した学生への感謝を伝え、報道陣をも気遣います。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「(Q.にっこり笑顔でお願いします)笑顔は、なかなかね…。皆さん、良い質問だと思います。そういう意味では特に問題ないかなと」
かつて、そあいさんの助手を務めた早稲田大学の柴田高範教授(60)は、こう語ります。
早稲田大学先進理工学部 柴田高範教授
「例えば懇親会で違う分野の先生にこちらが心配になるくらい話し掛けて、高いコミュニケーション能力で分野を切り開いていく。その結果、『Soai反応』が有機化学反応にとどまらず、色々な世界の人に知られた結果、ノーベル賞につながったのだと間違いなく思う」
柴田教授は30年ほど前、そあいさんとともに「Soai反応」を実現する分子を見つける共同研究をしています。当時から、そあいさんは他の研究者とは大きく違ったといいます。
早稲田大学先進理工学部 柴田高範教授
「当時、30年前だから、今と違いコンプライアンスもあまりなかった。(大学の)閉門前に皆、帰るように、絶対に泊まるのは駄目だと。良い研究は良いメンタルヘルスやフィジカルヘルスで成り立つという考え。決して無理はさせない」
8日朝も、そあいさんは…。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「体がやはりきのう、さすがに興奮しているので、あまりこのまま続くとどこかで休憩しないとやはり。今、自分では分からないが、若くはないですから。ペースは崩さないように。無理…無理はできない」
無理せず、マイペース。そして8日午後、再び取材に応じてくれました。
ノーベル化学賞 東京理科大学名誉教授 そあい憲三さん
「(Q.学生も喜んでいますが…?)励みになれば何よりです。まだこれからも研究に興味を持ち続けたいと思います」
8日も一日、取材が続くというそあいさん。ストックホルムでの授賞式は12月です。







































