生命保険の申込書を偽造された男性が死亡しているのが見つかりました。警察は同居していた男女3人を逮捕。取材を進めると、不可解な実態が浮かび上がってきました。
■同居男性が死亡「助けて」の声
フードを押さえるようにして現れたのは野尻孝俊容疑者(60)です。一緒に暮らしていた山下博史容疑者(62)もカメラの前に。
共同生活のメンバーである阿部桂子容疑者(54)を合わせた3人が逮捕されました。
家族ではない中高年の男女4人の共同生活で起きた事件。近隣住民は異変を感じていました。
近隣住民
「けんかの声はほとんど毎日。『バカヤロー』『アホ』」
「生活している時、『助けて』とか殴られるような音を聞いた。警察にも言ったが、いつか逮捕されるだろうと…」
4人の部屋から通報があったのは今年7月。
阿部桂子容疑者
「豊さん(被害者)に声を掛けたところ返事がない。確認したら死亡していた」
駆け付けた警察は死亡している山下豊さん(58)を発見。体には第三者によるものとみられる傷がありました。
近隣住民
「大きい音で物を投げたり棚が倒れるような音がしていた」
「(Q.声は?)男性の声が2人と女性1人。もう1人が弱めの声で『助けて』とか『あぁー』って」
■保険金目当てか 男女3人逮捕
事件が動いたのは遺体発見から約3カ月が経った今月6日。警察が被害者の同居人3人を逮捕したのです。
3人は被害者の「生命保険の加入申込書」を偽造し、保険会社に受理させた疑いが持たれています。
入院で一日5000円、死亡で最大1000万円の生命保険が申し込まれていたということです。
警察は3人が山下さんに日常生活的に暴力を加え、死亡にも関与したとみています。
近隣住民
「(Q.4人はどんな関係に見えた?)1人は(阿部容疑者の)夫で、もう1人は東京から来たお兄ちゃん。4人目は(阿部容疑者の)夫の友達?」
警察によりますと、4人は実際には家族ではありません。
ただ、阿部容疑者は以前、野尻容疑者と交際していました。そして、現在は山下博史容疑者と交際していたそうです。
一方の被害者は、男2人とは元同僚の関係にありました。また、事件発覚の半年ほど前には…。
被害者 山下豊さん
「同居人から暴力を受けている。引っ越しがしたい」
被害者が警察に相談していたことも分かりました。
警察は3人が被害者に暴行を加えて病院を受診させ、保険金をだまし取ろうとしたとみて調べています。







































