アメリカとイラン双方による報復合戦がこの数日続いていましたが、アメリカメディアが29日午前に、両国が攻撃を停止することで合意し仲介国のカタールで30日に協議すると報じました。
■仲介国の首都で協議
29日午前、アメリカのニュースサイト「アクシオス」はアメリカ高官の話として、アメリカとイランが互いに攻撃を停止することで合意したと報じました。
両国は30日に、仲介国であるカタールの首都・ドーハで協議すると伝えています。
この協議は当初、「イランの核問題」を議論するためスイスで実施される予定でしたが、情勢が緊迫したことで開催地が変更され、焦点が「ホルムズ海峡」の問題に変わったということです。
■停戦合意が崩壊の危機
立て続けに発射されるイランのミサイル。日本時間の28日に公開された映像は、アメリカ軍の最近の攻撃への報復として、クウェートとバーレーンの米軍基地に発射したものだとされています。
同時にイランの革命防衛隊が出した声明では…。
イラン革命防衛隊の声明
「すべての外交手続きを停止する。地域の米軍基地は、近日中に地獄を経験することになる」
アメリカのトランプ大統領とイランのペゼシュキアン大統領が、ともに覚書に署名したのは今月17日のこと。事態が悪化したのは、先週木曜日の25日です。
イランがホルムズ海峡を通過しようとした貨物船を攻撃したと、アメリカメディアが報じました。
この2日前の23日、オマーン政府はイランの再封鎖で足止めされている船を助けるため、「臨時の海上回廊」を設置すると発表。
それまでのイランが指定した北側のルートから、少しずつ南側のオマーン沿いを通る船が増えていました。
それが、イランの貨物船攻撃につながったのでしょうか。
アメリカ中央軍は26日、報復としてイランのミサイルやドローンの保管施設、沿岸部にあるレーダー施設を空爆。
27日にも、2日連続でイラン国内の複数の軍事目標を攻撃したと発表しました。
今度は、イランがパナマ船籍のタンカーにドローンを発射したことへの対抗措置だと説明しています。
トランプ大統領(本人のSNSから)
「われわれが理性的でいられなくなり、軍事的に完遂せざるを得なくなる時が来るかもしれない。そうすればイランは、もはや存在しなくなるでしょう」
日本時間28日、イランはアメリカ軍による攻撃への報復として、ミサイルとドローン攻撃を行ったと発表。
イランのアラグチ外相は訪問先のイラクで、ホルムズ海峡への干渉は「緊張を高めるだけだ」と警告し、不安定な状態が続いていました。
(2026年6月29日放送分より)
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