「シウマイ」で人気の老舗弁当店が苦渋の決断です。鶏肉高騰で看板弁当のおかずが20年ぶりに変更です。
■鶏肉高騰「シウマイ」老舗に影響
製造ラインで出来上がっていく工程では、空中から一気に落とされた肉などは、すべり台のような流れを経て、1カ所にギュギュッと集まります。鮮やかな緑のグリーンピースも見えました。
そうして、次に現れる時にはもうシウマイです。
「崎陽軒」は1908年に横浜で生まれ、名物のシウマイを100年近く作り続ける老舗ですが、今回、20年ぶりに変えたものがあります。
崎陽軒 広報・販売促進部 小篠ゆうさん
「『横濱チャーハン』のおかずが変更。『鶏のチリソース』が『小エビのチリソース』に」
今月からおかずの内容が変わるのは「横濱チャーハン弁当」です。
初期のころの包み紙を見てみると、「道往く人に怪我のないよう投げぬよう」との注意書きが…。列車の窓から容器を捨てる人がいたという、当時の情勢もうかがえます。
そこから100年近く進化を続けてきた弁当ですが、今回おかず変更に至った理由は…。
崎陽軒 広報・販売促進部 小篠ゆうさん
「鶏肉、容器など複合的に価格高騰のため改定」
鶏肉高騰などの影響から「鶏」が「エビ」に。税込み890円の価格は据え置きのまま、内容を変えることになりました。
崎陽軒の工場見学に訪れていた人は…。
工場見学者
「初めて聞きました」
「値段を上げないように努力している。良いのでは」
ちなみに、不動の人気を誇る「シウマイ弁当」にも元々、鶏のから揚げが入っていますが…。
崎陽軒 広報・販売促進部 小篠ゆうさん
「シウマイ弁当はおかず、形そのものをご愛顧いただいている。そちらは変更できない」
空腹を満たす心強い存在、鶏肉の“値上がり”は今、全国的な問題です。鶏もも肉の最新の店頭平均価格は100グラム154円と過去最高に。2年前の同じ時期と比べると、約20円の値上がりです。
鈴木憲和農林水産大臣
「鶏肉の価格については昨今の物価高を背景として、消費者の節約指向により需要が牛肉や豚肉から鶏肉にシフトしていることなどが影響」
鶏肉の現状について、街のスーパーでは…。
スーパーマーケットセルシオ 鶴田聡部長
「鶏もも肉、大パック限りで100グラム129円(税込み)」
平均価格に比べて20円以上、安く販売していますが、仕入れ値は去年の150%まで高騰しているといいます。
スーパーマーケットセルシオ 鶴田聡部長
「(Q.なぜ高い?)海外チキンの値段が上がったのが主な原因」
20年以上、肉を扱う鶴田部長によりますと、国内需要の高まりに加え、為替や疫病の影響で海外産鶏肉の価格が国産に並ぶほどまで上昇していることが要因だといいます。
60代の人
「(Q.鶏肉を食べる習慣は?)20年くらい前から鶏肉がメイン。鶏肉だけじゃないけど、物価が高くなっているから厳しい。食べる頻度も少し下がるかな。週3だったのが週2に」
70代の人
「(鶏肉は)欠かせない。減らすわけにはいかないので使ってる。私はダイエットのためにむね肉。でも夫はもも肉が好き。だから料理によって(色々使う)」
「鶏肉の安い部位は?値段は?」
スーパーマーケットセルシオ 鶴田聡部長
「(Q.いつ安くなる?)見込みはない。今後、需要時期ではない部位が出てくる。こちらの手羽元、安く買えるのではないか」
これから暑い夏に差し掛かると、冬場に煮物などで使われやすい「手羽元」は需要が減る予想に。20円ほど値下がりする可能性もあり、狙い目だということです。
































