琉球朝日放送の第295回番組審議会が2月18日火曜日午後3時30分より琉球朝日放送で開催され、課題番組「戦後80年企画『たどる記憶 つなぐ平和』」(CATCHY 第2部 ニュース内) 午後6時15分~午後6時55分放送 〈2025年1月9日(木)・1月十6日(木)・1月23日(木)・1月30日(木)放送分〉について審議が行われた。事務局報告では視聴率と視聴者応答(いずれも12・1月分)について報告があった。意見の概要は以下の通り。

沖縄戦の実相を伝え続ける必要性を感じた。戦争体験者の声を掘り起こす企画は、番組構成としても工夫が施されている。

戦争体験者の声を伝え、沖縄から問いかける内容は評価できるが、過去のインタビューが多いと感じた。若い世代への政治や社会問題への関心を促すメッセージが良かった。

瀬名波榮喜さんの言葉は、どの場面で何を訴えたかったのか、明示してほしかった。被爆体験者、雛世志子さんの証言が淡々としていて、心に響くものがあった。加害者側の声を拾う回があってもいいのではないか。

沖縄戦について冷静に議論し、記録を正当、公正に残していく必要性を考えさせられた。番組でも是非チャレンジしてほしい。

戦争体験者の語りを映像として記録することは重要であり、地元テレビ局にしかできない活動だと感じる。南西シフトについての説明がほしかった。

歴史の記憶を風化させず、平和の大切さや未来への教訓を伝える意義は大きい。引き続き深い考察と、番組の深化を期待している。

沖縄戦の悲惨さを映像や体験者の声で伝え、後世に残すことがテレビ局の役割だと感じる。今後も、沖縄戦の悲劇を繰り返させないために、さまざまな企画を考えてほしい。

出席委員 伊佐香菜子・島袋昭彦・仲村直将・西江昭吾・比嘉葉子
欠席委員 豊川明佳・上地球二(レポート提出)