琉球朝日放送の第282回番組審議会が10月17日(火)午後3時30分より琉球朝日放送で開催され、課題番組『首里城2026 復興のキセキ』(CATCHY 第2部 ニュース内)〈午後6時15分~6時55分放送〉について審議が行われた。

事務局報告では放送種別ごとの放送時間(2023年4月〜9月)ならびに視聴率と視聴者応答(いずれも9月分)について報告があった。意見の概要は以下の通り。

番組を通じて再建の様子が県外の人々にも支えられていることを知ることが出来て良かった。「司令部壕」の扱いについては、県内の論調に偏っている印象を受けた。県外からの見方も入れるべきではないか。

復元の進捗だけでなく、出演者の想いや意図が丁寧に汲み取れている。「司令部壕」の取り扱いは他の回とトーンが違う中で苦心したのではないか。

テロップなどによる補足説明が必要と思われる箇所があった。リポーターの質問が的確で、解説が容易に理解できた。行政・企業などの関わりを取り上げてもよいのではないか。

今回のテーマはテレビの役割を感じられた。再建途中でしか見られないものを見ることができ、より興味がそそられた。

宮大工の人材不足を表すエピソードが、なにを意味しているのかわかりづらい内容だった。本番組は「見せる復興」を見せる1役を担えていた。

実際の復興作業の様子が見られることなど、より身近に現実的なものとして感じられた。再建事業の責任者をスタジオに招いて取り組みを紹介したのは効果的であった。

再建の進捗や、全体像を把握するための説明などが欲しかった。復興後の新首里城についての火災対策はどのようになっているのか知りたかった。

出席委員 伊佐香菜子・山入端裕哉・仲村直将・西江昭吾
欠席委員 豊川明佳・島袋昭彦・呉屋遥(いずれもレポート提出)