台風が遠く離れているのに神奈川県で冠水被害が発生しました。一方、長雨続きで野菜が高騰するなか、旬を迎えるあの野菜は異例の豊作です。
■台風遠いのに“神奈川で冠水”
神奈川県小田原市では6日、雨が降っていないにもかかわらず、住宅街が冠水していました。近くを流れる川もみるみる増水し、波のように水があふれていました。
原因は「高波」です。沿岸の道路を映したカメラには波が繰り返し、道路に押し寄せていたのが分かります。
この影響で西湘バイパスは一時、通行止めとなりました。
本州の東を北上する台風27号、関東から東北は波が高くなっています。日本の周辺には現在3つの台風が発生中で、28号と29号は西寄りに進む見込みです。
■野菜高騰続く中“異例の豊作”も
長雨や台風など、天候への心配が尽きない今年の秋。7日、青空がのぞいた東京でも青果店を訪れた客の表情は晴れません。
買い物客(60代)
「高い…すごい高い…ちょっとなかなか手が出せないかも」
買い物客が驚いたのは葉物野菜の価格です。レタスは1玉270円でした。セール品だという小ぶりなキャベツは213円。
丸二青果 中延店 中澤譲店主
「今はほぼ…8、9割の野菜が全面的に高くなっている。品薄になっていて産地から野菜が届かない状態」
ようやく青空の時間が増えてきたものの、9月の長雨による野菜の高騰や品薄が一向に解消していないのです。
売り場ではさらに、これから始まるお鍋シーズンには欠かせない「ハクサイ」が驚きの価格です。
今月7日の店頭価格は1/4サイズで258円、1個1000円を超える価格帯です。しかも先週から下がるどころか1個100円以上、値段が上がっているといいます。
丸二青果 中延店 中澤譲店主
「仕入れに行っても本当に市場に物がない、入荷が」
買い物客(60代)
「これからはお鍋食べたいので、ハクサイやダイコンが安くなってほしい」
野菜はいつになったら安くなるのでしょうか。千葉県松戸市の農園で現状を聞きました。
武田農園 武田善秀さん
「ようやく…」
そう言いながら案内してくれた畑。6日、ホウレンソウの種を1カ月以上遅れでまいたといいます。
武田農園 武田善秀さん
「ずっと乾くのを待って待って待って待って待って待ってやってきたんですよ、ここは」
「(Q.いつ収穫できる?)12月になってから」
このように、関東近郊の多くの畑で作付けが遅れていることも野菜の高騰や品薄を長引かせる要因とみられます。
ただ“救い”となる野菜もありました。
武田農園 武田善秀さん
「サトイモです」
サトイモが豊作だといいます。
武田農園 武田善秀さん
「(サトイモは)乾燥を嫌うので水分を欲しがる。今年は例の長雨があったので(水を)吸収できたので例年になく良くできている」
根腐れもしにくく、サトイモの茎や葉っぱが例年にないほど大きく成長。その証拠に土の中には親芋の周りに付いた子芋の数や大きさも文句なし。
武田農園 武田善秀さん
「ねっとりしていておいしい。頑張って作って皆さんに良いものを食べてもらいたい」







































