燃料価格の急騰が続くフランスでは市民の生活が圧迫され、各地で抗議活動やガソリンスタンドを狙った破壊行為などが発生しています。
フランス南部のフォス=シュル=メールで15日未明から漁師ら数十人が石油の貯蔵所の前の道路を封鎖し、およそ100台のタンクローリーが一時、足止めされました。
燃料価格の高騰を受け、漁師らは政府からの補助金の増額を求めて大規模な抗議活動を展開していて、現場では封鎖の解除を求める武装した警察官と漁師が衝突するなど、緊迫した状況が続きました。
フランス国内では、ホルムズ海峡の封鎖問題など中東情勢の緊張が強まった2月以降、燃料価格が急騰しています。
政府のデータなどをもとに燃料価格をリアルタイムで算出しているサイトによりますと、9月14日現在、全国平均でレギュラーガソリンが1リットルあたり2.19ユーロとなるなど、過去最高水準の価格となっていて市民の生活を圧迫しています。
フランスの北部の町ドゥエでは、12日から13日にかけてガソリンスタンドを狙ったいたずらや破壊行為が相次ぎました。
一部報道によりますと、給油機や画面が壊されたほか、壁に「泥棒」と落書きが残されるケースもあったということです。
一部の店舗では一時休業を余儀なくされる事態に発展しています。
警察は防犯カメラの映像を押収し、事件の経緯を調べています。
フランス国内では今後、ガソリン価格が「1リットルあたり3ユーロ」に達する可能性も指摘されるなか、経済・財務相のレスキュール氏は15日、一律の補助ではなく漁業や農業に従事する人や一定の条件を満たす車での通勤者などを対象に支援していくと主張し、「国際情勢の悪化は私たちの責任ではないが彼らの仕事が脅かされるようなことがあってはならない」とコメントしています。
資料映像:フランスのガソリンスタンド
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