26日午後10時29分ごろ、山梨県東部・富士五湖を震源とする最大震度6弱の地震がありました。
震度6弱が山梨県富士河口湖町、震度5強が山梨県大月市、震度5弱を神奈川県、静岡県の各地で観測しました。
◆元気象庁長官の西出則武さんに聞きます。
(Q.現在、わかっているデータから言えること教えてください)
西出則武さん
「山梨県東部・富士五湖とか神奈川県西部、その一帯で、この深さ20キロぐらいの地震というのは、時々、起こります。2012年にマグニチュード5.4の地震があって、震度5弱。これが、一番、最近の地震です。ほぼ似たようなところだと思うんですけど、震度5弱なので、微妙に起こった震源の位置と震度の観測点の位置関係で6弱になったのではないかと感じています」
(Q.14年前の地震と共通していた点が多いということで、似た性質、同じ、ほぼ同じ震源で起きた地震といっていいでしょうか)
西出則武さん
「はっきりしたことはまだ言えないんですけど、この辺り、丹沢から富士五湖というところでは、深さ20キロくらいまでの小さい地震が割とよく起こっているところだと思います」
(今後、どのような点に注意したらいいですか)
西出則武さん
「浅い地震ですので、同程度の地震が起こると思った方がいいと思います。全国平均でいって、1割~2割、10回に1回から2回くらいの頻度で同程度の地震が起こっていますので、少なくとも、1週間くらい、徐々におさまっていくと思いますが、大きめの地震が起こる可能性はあると考えていただいた方がいいと思います」
(Q.今後1週間、今回と同じくらいの規模の地震も起こり得ると考えていいのでしょうか)
西出則武さん
「10回に1回か2回は過去の例としてはあるので、それくらいの可能性はあると構えていただいた方がいいと思います」
(Q.26日午後1時前にも東京で緊急地震速報がありました。1日のうち2回、関東で緊急地震速報が出たということにちょっと驚きを感じたのですが、類似性といったものは考えられるのでしょうか)
西出則武さん
「起こった場所もそのメカニズムも全く違うので、普通に考えれば関係ない。たまたま偶然と考えた方がいいと思います」
(Q.きのうも朝、青森県階上町で震度6強の地震がありました。関連性はどうでしょうか)
西出則武さん
「関連はないと思います。確かに、茨城県南部でも地震がきょうありましたので、たまたまなんですけど、多いなというふうに感じています」
(Q.非常に大雨も降っています。この大雨と、この地震に関係して、注意すべき点はどういったことでしょうか)
西出則武さん
「現象としては別なんですが、雨が降るということと、地震で揺らされるということは、相乗効果といいますか、地震で揺らされて地盤が緩んでいる。例えば、ひびが入っているとか、亀裂があるというようなところで、大きな雨が降ると、これまでの警報の基準よりも低いところでも、土砂崩れとかが起こる可能性は高まりますので、普段“この程度の雨なら大丈夫”と思うところを、もう一段、警戒のレベルを上げていただいた方がいいと思います」
(Q.今後、震源地域の方々がですね、改めてですが、十分注意すべきことを教えていただけますか)
西出則武さん
「これよりも小さい地震も含めて、同程度の地震も含めて、徐々におさまっていくにしても、この後、地震の発生はあると思いますので、これが最大かもしれませんけども、身の回りの備えを、ちょっと確認していただいて、お休みしていただきたいと思います」
(Q.この六本木のスタジオもかなり大きく揺れを感じました。ところによっては、震度2、3以上に揺れた場所も可能性として、東京でもあるのでしょうか)
西出則武さん
「震源の位置との関係で、地震のエネルギーが伝わる方向が均一ではないので、震度の分布を見ると、東京の震度2と3が入り交じっていますけど、そういうことが影響しているのかもしれません。メカニズムは、今の時点ではわからないので断言はできないんですけども、そういうこともあるのかもしれません」
(Q.この後も揺れに注意ということですが、期間にしてどのくらい十分に注意をすべきだと考えますか)
西出則武さん
「通常、考えると、1週間くらいで起こるべき大きな地震が起こってしまうことが多いんですけども、まれに1カ月くらい後に、いわゆる最大余震というのが起こることもあるので、ずっと警戒レベルを上げ続けるのは大変かもしれませんが、少なくとも1週間は警戒をしていただきたいなと思います」







































